富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

Wine des Mami

癸卯年七月十八日。気温摂氏25.5/32.2度。晴。 喉痛から始まり咳、鼻の過敏と頭痛といつた所謂「夏風邪」の諸症状が治らないどころか何だかひどくなり発熱だけはないのだが一週間も続いてゐる。月曜日に8週間に一度の定期診断で病院に行つたとき序でに風の症状も伝へ薬を処方してもらつておけば良かつた。今日は土曜日で午前中は診察してゐるクリニックもあつて陋宅からも近い、評判の良いクリニックに行つたら20人くらゐ待ちで本職はペインクリニックなのだけど内科一般も診てくれるクリニックへ。発熱の症状のある人は外から電話を、と掲げられてゐるので発熱はないから受付に出向いたら発熱がないと確認しても「建物の外へ」とのことで外でPCR検査をされる。鼻の奥に綿棒を突っ込む検査を初めて受けた。陰性。看護師の話ではワクチン接種してゐるので発熱症状のない陽性者も少なくないので慎重に対応してゐるさう。アタシもいつか感染してゐたのかもしれない。ウイルス性の菌で感染でせうね、と抗生物質クラリスロマイシン)など処方される。

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水戸市民会館で何だか賑やかなことと思つたら東関東の吹奏楽コンクールで今日は高校の部なのださう。厚木だかのナンバーのトラックがあつて「ん?」と思つたら関東吹奏楽連盟では「東関東」は茨城、栃木、千葉と神奈川なのださう。神奈川?と思ふところだが神奈川から水戸に吹奏楽の演奏に来るのは難儀なこと。それにしても市民会館は建設計画のときから疑問視されてゐたことだが周囲に大型バスやトラックが駐車するスペースが乏しく吹奏楽コンクールとなると出場校が1台ずつ大型トラックで楽器運搬となるので深刻。正面エントランス前にまで!トラックを止めて「ここからの入場はできません」で警備員配置して歩道も狭くなり景観どころか醜態を晒すことに。本当に発想からして貧困な市民会館建設計画。

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その市民会館の斜め向かひにワインショップが開業。見川にあつた水府では評判のワイン店が市街地の中央に移転。昨日がグランドオープンだつたやうで今日出向いてオーナーソムリエのMさんと「やつぱり地元に戻つて良かつたでせう」と話すと「もう昔のこと知つてる人も少ないし、この角からの商店街で残つてゐるの喫茶のロペさんくらゐだもの」とMさん。確かに蕎麦の駿河屋も先月で閉まつてしまひ、かつての伊勢甚西口商店街も大きく様変はり。

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この地図で上(北)の角がこのワイン店が開業した手芸のめぐみ屋の店舗の一部。小貫写真館と橋本牛乳店は移転して現存だが駿河屋、中華の千春、アンチノリ、(ティールームとあるのは)阪場ケーキ店、モア、ミラノ……みんななくなつてしまつた。そして下(南)の交差点の角にあつたのが太萬川屋で、だからMさんと今日は開業でお店を手伝ひに出られてゐたご母堂とも「懐かしい」といふ話となつたわけ。