富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

水戸市戦没者追悼式(25日)

癸卯年七月十三日。気温摂氏25.1/35.6度。4日ぶりの猛暑日。昼間暑いのはまだしも夜が熱帯夜なのがつらい。酷暑の所為なのか老化か毎日の生活でワケのわからないことが少なくない。毎日日記を綴つてゐて昔は翌日でも二日前のことでもよく覚えてゐてすら/\と書けたものだが最近はもう昨日のことは遠い昔。それで努めてメモを残したりスマホでもノートブックでもテキストエディタで何か気づいたことがあつたら単語一つでも書き残してゐる。

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昨日未明に目覚めて薄茶を一服してテキストエディタ立ち上げたら一文がそこにあつた。

今晩からの芝居も「庭師による草花の手入れも見事」を何う芝居に活かすことができる否や、だった。

我ながら全く意味不明。自分で打つたのか何かの引用か。自分で打つたとしたら何のことか全く解らないのだから誰かのコメントかと思つて「芝居」とあるから先ずは村上湛君の呟板Xとか確認した上で(ご本人にもお尋ねまでして)更にGoogleで検索したりしてみたが何も検べられず。といふことは何か自分で考へたのかもしれないが全く見当つかず。もはや狂人か。だが昨日の能〈柏崎〉で湛先生も講話で「狂人でも狂女の能はいくつもあるが(柏崎とか隅田川とか)狂男とでもいはうか男の狂人の能は少ない」と確かにその通りで狂つた男など醜態晒す以外のナニモノでもなく、ふとイメージに浮かんだのは黒澤明〈乱〉の仲代達矢(秀虎)で(それに〈夢〉も誰彼とあるが)ピーターの演じた狂阿弥!も狂人を誘なふ道化役として実に見事だつた。それにしても(話はその綴りに戻るが)酔つてゐてもフツーにシャワーを浴びて本も読みながら寝入つてゐるから何が「芝居」に関はる空想をしたのかわからない。久ヶ原T君には夢想なのでは?といはれたが、それをノートパソコン開けて書いてゐたらアルプスの少女ハイヂなみの夢遊病である。

25日(金)に水戸市戦没者追悼式あり。七月に開館の水戸市民会館にて。この式典で市長が式辞のなかでかう述べたといふ。

12月にはG7茨城水戸内務・安全担当大臣会合が開催される。水戸市から世界の平和について発信していければ。

今年末のこのG7の末端会合が水府で開催されるのだが(この市民会館で)そも/\G7加盟国の「内務・安全担当大臣会合」の趣旨は何か。G7茨城水戸内務・安全担当大臣会合|警察庁

国際組織犯罪、国際テロ、サイバーセキュリティ、環境犯罪、児童の性的搾取・虐待の対策、経済安全保障の確保等について議論

Ce n'est pas «Paix» !

あくまで(少しでも市長の言明に寄り添ふならば)平和な世界、社会の実現に向け内務、治安維持のための具体的に必要なノウハウの共有。しかもG7であるから現状でいへばウクライナ=我々の国の安全を脅かすプーチンのロシア🇷🇺が念頭にあり(イスラム急進派はどこかに逝つてしまつた……)中共🇨🇳といふ我々=米国の覇権を脅かす強国の存在が念頭にあるだらう。だから、この水府での会合は間違つても〈平和〉について何か平和実現のためのあれこれを会議する場ではなく(それは広島でのG7で一応は済んでゐる)国安や公安、警察を指揮する省庁の担当大臣の顔合せなのだ。更にいへば開催地に選ばれた地方公共団体の首長が(G7の内務・安全担当大臣だとか実際にあれこれお膳立てする霞ヶ関の官僚ぢゃないのだから)「水戸市から世界の平和について発信していければ」なんてコメントする立場にはないことは明らか。少なくとも「発信していければ」ではなく「発信していたゞければ」だらう。水戸でのG7の関係閣僚級会合の開催で市長も張り切つてゐるのはわかる。だが、さきの大戦の戦没者慰霊の場である。戦没者追悼式を無理に12月に(偶然に水戸で!)開催されるG7の担当大臣の事務レベル会合なんかに結びつけては戦没者の霊に失禮千萬なことでせう。

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