富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

竹田ダニエル『世界と私のAtoZ』

癸卯年三月十三日。気温摂氏9.3/21.0度。快晴。

世界と私のAtоZ

竹田ダニエル『世界と私のAtoZ』(講談社)読む。

いまアメリカではZ世代の間で「セルフケア・セルフラブ」の革命が起きている。

第1章の冒頭がこれ。この書き出しはまるでM&Eの『共産党宣言』の一文 „Ein Gespenst geht um in Europa – das Gespenst des Kommunismus“ だとかロラン=バルトでも大切なわけだが「いまアメリカではZ世代の間で「セルフケア・セルフラブ」の革命が起きている」といはれてもセルフケアとかセルフラブが革命といふほど新しいものかといふと昔からあったぢゃない、と思ふ。そも/\「Z世代」とは何か。

Z世代【ゼットせだい】ジェネレーションZ(英: Generation Z)とはアメリカ合衆国をはじめ世界各国において概ね1990年代中盤(稀に90年代序盤も含まれる)から2000年代終盤、または2010年代序盤までに生まれた世代のこと。生まれた時点でインターネットが利用可能であった人類史上最初の世代。Y世代(ミレニアル世代とも)に続く世代であることから「Z」の名が付いている。

この竹田ダニエル本は講談社『群像』に連載された文章をまとめたもので毎回(毎章)「いまアメリカではZ世代の間で「○○○○」の革命が起きている」が続く。そのキーワードは「応援したい有名人」「歌手のオリヴィアアリティ(2003年生まれ)」「SNSと人種問題」「アジア系アメリカ人」「働き方」「スピリチュアリティ」「音楽ライブ」「美学」「ファッション」「恋愛」「Z世代とミレニアム世代の関係」で、それについての「解説」が続く。で?……である。

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「モネヒラ、メモフィラだか、もうこの時期はテレビつけると「国立ひたち海浜公園」で、よくもあんなに皆んな出かけるものだね、渋滞も駐車場も大変なのに」と言ったら家人とT女史に「それはネモフィラ」と笑はれてしまつた。その青い花の時期に、この射爆場跡地(国立ひたち海浜公園)周辺に出かけるのは危険だがT女史とアタシの絡む或るミッションで買ひ物がありジョイフル本田ひたちなか店)のアート&クラフト売り場に行く必要あり家人に車を出してもらつて早晩に出かけた次第。海浜公園近くのスタバまで駐車場に警備員配置はスタバに駐車して海浜公園まで歩く行楽客警戒なのだらう。買ひ物が済んでT女史は「フードコートで食事なんてヤダわ」といふので近くの「山田うどん食堂」を提案したら余計にヤダといはれて、ご馳走してくれるといふので勝田駅近く(泉町)にあるタイ料理のラカントーンへ。初めてのタイ料理やだつたが勝田高専茨城工業高等専門学校)はタイの国立理工系学校(チュラポーン王女サイエンスハイスクール)と提携でタイから留学生が来てゐて、その留学生から「よく行くのが、このタイ料理や」と聞いたので味に間違ひはないだらうと思つた予想以上に美味しかつた。