癸卯年閏廿六日。(気温)。晴天なれど午後驟雨雷鳴。朝、NHKラジオで〈音楽の泉〉を聴いてゐたらストラヴィンスキの〈春の祭典〉に水府の市長選、市議会選公示で朝から選挙カーが候補者の名前連呼が騒音。どれだけバカなのだらう。名前の連呼よりもつとやることがあるだらう。埼玉県さいたま市の市議会議員選挙で無所属の畏友・吉田一郎君は日頃の地道な市政レポートで見事に得票トップで当選してゐる。選挙期間中に選挙カーから名前連呼の議員は排除すべき。エコ/\アザラク。配信で9日(日)の〈名演奏ライブラリー〉は指揮者ハンス=シュミット=イッセルシュテット(1900〜1973)特集で最後にブラームスの交響曲4番(北ドイツ放送交響楽団)が流れる。ふと坂本龍一が昔、何か雑誌のインタビューで自分が作曲家だとしたら、やはりオーケストラの曲を書いてみたいし、それがブラームスの4番のような、と語つてゐたことを思ひ出した。
観世寿夫〈井筒〉の映像(DVD)見るのに久々にDVDドライヴ取り出したが居間の戸棚にDVDドライヴの箱があるだけで箱のデザインが目障りなので上海のどこだつたか老舗の包装紙をDVDドライヴの外箱に貼る。午後から天気崩れる予報。まだ晴天なので家人と外出。地元の常陽銀行の藝文ギャラリーで井上英基の作品展を見る。県立図書館に寄り水戸警察署前のベトナム料理アオババに昼食。茨城県立美術館まで散歩。
この「いのくま」さんの基礎の見事な絵画、そして抽象画からデザインの世界へ。まさに見事。いのくまさんの作品を最初に見たのは上野駅中央改札の、あのコンコースん壁画だつただらう。何ともオリエンタルな、あの偶像世界。いつもうっとりとあの壁画を眺めて電車の時間を待つてゐた記憶。そして三越の包装紙と紙袋。少し大人になつて帝国劇場ロビーのステンドグラス。東京會舘ロビーのモザイク壁画。
帰宅して春のG1でクラシック三冠の緒戦、皐月賞。ファントムシーフ(ルメール騎手)1番人気のところ敬愛なる横山武騎手が騎乗でデビューから2連勝、前勝は1月の京成杯(GⅢ)のソールオリエンスを◉として単勝。安定だらうファントムエースを○として5番人気のタスディエーラ(松山騎手)▲で皐月賞に挑む。
◉が脅威の末脚を見せて4角は最後尾から重馬場をまさかのぶっち切り。見事。さすがキタサンブラック産駒。重馬場1枠の不利でキャリア2戦での皐月賞制覇は戦後初。横山武騎手は21年のエフフォーリアに続く皐月賞制覇。しばらくG1でスランプだつただけに喜びも一入。○どころか▲が懸命に居残り最後は◉に差されたが2着で○が3着に食い込む展開。結果◉の単勝、◉○▲の馬連、ワイドのいずれも3点買ひ的中のハズれなしで思はぬ高配当は嬉しいかぎり。欲をいへば三連単まで押さえておくべきだつた。
わずか数分ほど競馬新聞の馬柱を見ただけでこんな的中🎯とはホント神仏に御礼の参拝でもしないといけない。今日の競馬で思はぬ高配当があつたからではないが晩には少しお祝ひをしても良いかしら、と刺身など仕入れに出かける。