癸卯年閏二月十三日。気温摂氏5.4/15.5度。快晴。風は15mの最大瞬間風速。本日各社各庁で入社式。ピカピカの小1ぢゃないのだが飼ひ慣らされた小鳥か軍隊のやうな「さう倣へ」の順応が怖い。自転車も今月一日からヘッドギア着用が「努力義務」。世界中で自転車乗るのにヘルメットなんて交通規則の国があるのかしら。
昨晩、坂本龍一さんの訃報に接し何だかやはり気の抜けたやうな感じ。ライブはマカオで2006年10月だつたがマカオのモンテの砦の崗上で野外でピアノソロのコンサートを聴いたことがあつた(こちら)。キョージュにリスペクト感もそれほどない気がしたが何だかんだ言つてあれこれ気にしてゐた(検索結果)。ラヂオで高田文夫先生が1983年つまりもう40年も前になるのだが〈戦争のメリークリスマス〉の撮影のときのビートたけしの逸話から坂本龍一のことを本気になつて「湿つた感じにならぬやう」語つてゐた。目からは悲しみの涙を流しながらも少しでも楽しく見送らうといふやうな声。
長崎で3月29日に出したハガキがやつと今日届いた。5日も要するとは。日本の郵便は意太利並み?に不便になりつゝある。
郵便はなか/\届かないが春の地方統一選挙で水府は市長と市議会議員の選挙の公示前だが選挙の蟲たちがまぁ蠢くこと。呆れて言葉もなし。この人たちは選挙になると突然俄然躍起になるから。
本日午後、偕楽園集合で畏友J君が渾身で活動する桜の会の偕楽園景観をテーマとしたツアーあり家人と参加。
今年は桜の開花も随分と早く満開は先月末の内だつたやう。それでもまだまだ桜は見事。
J君の解説で水戸=偕楽園=梅だが光圀公の時代からいかに桜の大切。偕楽園にも斉昭公の偕楽園造園の前からの桜、それも山桜があることを教はる。現存の一番大きな山桜は好文亭の正面。
やはりソメイヨシノに比べ色があまりに濃い。偕楽園では春の特別拝観で桜の間が廊下から畳上まで上がることができた。
好文亭には小学生の時以来で二月のまだ寒いときだつたが久ヶ原T君の来水で登楼して二ヶ月ぶり。千波湖を見下ろし四季折々でやはりみごとな景観。
時代/\にどのやうに、思慮あり或いは浅慮で偕楽園一体に桜が植ゑられてきたかがJ君の解説で実によくわかる。
桜山でツアー解散で家人と千波湖畔を歩く。「柳堤」にこちらはソメイヨシノが続くが古木が湖畔から湖上にせり出してなかなかの風情あり。
今日の朝、実はぎっくり腰に。陋宅のヴェランダのエアコン室外機の裏にあつたチリトリを取らうとして一寸腰を屈めた瞬間に。散策は日傘を杖代はりに何うにか歩けたが夜になると腰痛ひどく早寝。