富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

陰暦九月二十日

気温摂氏15.3/22.9度。曇り。去年は柿の当たり年でどこもかしこもこんなに柿の木があつたのかと驚くほど柿がよく実つてゐたが今年はさうでもない。それでも近くで一軒、庭の大きな柿の木に見事に実がなつてゐた。空き家で放置されたまゝで熟した柿は鳥が食べるだけ。


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暗くなつて通りかかつた泉町3丁目の金毘羅神社がきれいに整備されてゐて、こちらも驚いた。ずつと随分と荒れはてゝゐたし商店街も壊滅状態だといふのに誰がきちんと整備したのかしら。子どもの頃はもつと大きな少し朽ちたお社があつて、そこを仮面ライダーごつこで基地にして遊んでゐたものだつた。

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東京の品川に住まふT君が明日、県北でゴルフコンペださうで来水。大工町のホテルに宿泊だといふので近くの寿司やで会ふつもりが油断してゐたら予約で満席だとわかり(そんなことこの二年半一度もなかつた)通りがかりで泉町の大通りの〈ぬりや〉を覗いたら、こちらこそいつも混雑なのに小上がりで一席空いてゐた。まだ歩くと汗をかくほどでビールで喉を潤し見事な白焼きを供されて日本酒へ。お店の丁寧な若い従業員が白焼きを運んできて「このあとうな重とか蒲焼の方は?」と尋ねるので「あとで注文するから」といふと「今ご注文いただければ白焼きのあとすぐに出せますから」。お酒を飲んで語らひも楽しいから「すぐに出てこない方がいいんだ」。鰻屋もだいぶせはしくなつたもの。L.O.間際にふらりと来られたご常連が小上がりに腰かけたまゝ新聞眺めながらお酒を独酌で、といふのがなか/\風情あり。

辺野古を県都で問うべきか「オール沖縄」那覇市長選明日告示:朝日新聞

(自民が擁立した現副市長の)知念氏は移設問題について「那覇市長選で訴える必要はない」との立場で「辺野古の問題で那覇市長が国と交渉をできるわけがない。これは県政に課された重要な課題」。或る県議曰く(辺野古移設は)「日米両政府の課題で、本来は日本全国で問われなければいけない。知事選でも那覇市長選でも沖縄だけが問われ続けるおかしさがある」。

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