富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

水府で気温摂氏37.1度

f:id:fookpaktsuen:20220802222158j:image陰暦七月初五。気温摂氏26.2/37.1度。今年一番の暑さ……だが昨年の今月10日は37.4度で一昨年の11日は37.6度だと思ふと毎年必ずこんな酷暑はないではない。因みに水府の最高気温は1996年の終戦記念日と翌年7月5日に摂氏38.4度。本日は午後遅くから小一時間ほど22mmほど大雨。人々は「ゲリラ豪雨」と騒ぐが夏の夕立に過ぎず。子どもの頃、夏の快晴に夕立となり空は黒雲が覆ひ雷鳴が轟くと祖母は電気を消して「雷は行つたり来たりも三度」と呟いてじっとしてゐたが本当に雷は三度ほど往来すると失せてしまつた。そして夕暮れが訪れる。あの時間は神様が通り過ぎたのかしら静かに伏してゐたのだつた。雨も上がれば小一時間もせぬ間に舗装道路のアスファルトはもう雨もなかつたかのやうに乾いてゐる。近くの花屋に参り女郎花とヒペリカムといはれ何だかわからなかつたがコボウズオトギリを数枝贖ふ。コボオズオトギリは小坊主音切かと思つたら小坊主弟切で、今は昔、京の都でこの草を原料に秘伝の傷薬造る鷹匠の兄弟がゐて、ところが弟がこの薬草の名を他人に漏らし兄は怒つて弟を切り殺す惨事あり。そのとき栽培していたこの薬草に弟の血しぶきが飛び散り、その痕が点々と葉に残つたといふ伝説から「弟切草」と名づけられたなんて、まるで後期交霊者・稲川淳二先生の怪談話のやう。さういへば梅雨からの日照りでセミの声も聞かなかったが一週間前の大雨(75mm)のあとセミが賑やか。今日は夜、ずいぶんと虫語を聞く。三更にまた驟雨あり。

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香港も7月の気温は観測史上最高を記録。香港は高温多湿といふが盛夏は太陽が北回帰線の方に上がつてしまつて沿岸といふこともあり最高気温は32、33度くらゐで日本の都市部よかずつと涼しい。ただ夜半も気温が下がり切らず25度以上の熱帯夜で気温の日較差が小さいのはつらいところ。それが35度を超える日が続くとは。

湾仔の老舗パン屋「快楽餅店」閉業を伝へる明報記事

(徹底追及 統一協会)旧統一協会名称変更に不備 文化庁新規則提出受けず認証(赤旗)

赤旗による旧統一教会関連の報道が面白くなつてきた。

(徹底追及 統一協会)政府が決裁文書提出 安倍政権下の名称変更で理由黒塗り(赤旗)

統一協会(世界平和統一家庭連合)の名称変更問題で文部科学省の外局である文化庁は28日までに、名称変更を認証した際の決裁文書を、日本共産党の宮本徹衆院議員の求めに応じて提出しました。同庁は提出文書から名称変更の理由にかかわる記述をすべて黒塗りで隠して提出しており、宮本議員は不当な情報隠しであり、すぐに公開すべきと強く求めています。(略)政府側は非公開とした理由について、公にすることで同協会の「正当な利益を害する恐れがある」と説明したといいます。