富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

農暦三月十三日

農暦三月十三日。気温摂氏11.7/25.6度。気温も初夏の如き高温ながら少しの北風に南側はほゞ無風が身体に堪えた一日。散髪。

人口減社会、鉄道のあり方は?:朝日新聞

アタシは鉄道が好きなので鉄道に乗るが鉄道が好きでもなければわざ/\鉄道に乗ることもないだらうし交通手段が鉄道しかないのならmustで鉄道利用だらうが他に飛行機でもバスでも船舶でも便利なものに乗るだけで旅情だとか、のんびり景色を眺めてなんて悠長なことはいつてゐられまい。土佐の宿毛だつて宿毛線の開通はかつては高知まで列車で一本で悲願だつただらうが今では宿毛20:30発で中村、窪川、洲崎経由して高速道路に入り大阪梅田に朝6時前、京都に07:45に到着するバス(高知西南交通と近鉄バスの共同運行)なんてものもあるのだから。他の交通手段の発達と鉄道利用者の減少を事実として考へれば鉄道をノスタルジーで遺しておくことが良策とはいへないのだらう。既存の鉄道の何某線が廃止に!となると(北海道が多いのだが)鉄道ファンこそ慌てるが代替の交通手段があれば通勤通学で鉄道に拘ることもない。もう過去へのノスタルジーにすぎないのかしら。

アタシにとつては『青春の門』で信介しゃんが何だか「ギョーカイ」に入ってゆくところで「結末は所詮それかよ」で飽きてしまつたが、あの五木寛之が老いて親鸞などの世界に入つていつてからは、この朝日新聞の記事もさうだが「なるほど」とその達観をつい読んでしまふ。


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やはり!と思ふのも辛いところだが憶測通りで香港で顔本、呟板、インスタやYoutubeなどSNSに対する御用マスコミの攻撃。さうしたSNSで利用者のプライバシが間も慣れてゐないといふ警告記事だが当然、その背後には米国系SNSなどを排除して中国の香港は中国の安全で安定したSNSに入れ良いといふことの事前宣伝なのだらう。香港にとつてはSNSの通信が差し支えないことが中共領内としての最大の自由の保障であつたと思ふが今ではそれも脅かされてゐる。

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香港次期市長に提灯選挙制度で内定の李P家超が御用候補として当選は確実。オッズでいへば単勝で1.001倍くらゐか。P家超が不愉快なのは2019年の〈香港暴動〉のなかで林郑市長への敵視に対してP家超が全く無能で市民にさんざん罵声浴びせられても表情一つ変えず壊れたカセットテープレコーダのやうに延々と無意味な政府見解を口にしてゐた。それに対して蘋果日報や民主系メディア、市民のP家超に対する罵声がひどかつたことでP家超にとつては「ばかやろー、思い知れ!」で今になつての強権行政が、その市民の不信感への返答なのであらう。