富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

水府と讃岐上勝のゴミ分別について

農暦三月十四日。気温摂氏7.9/13.4度。曇のち雨。

泣く子も黙る水戸市のゴミ分別で4月からの更に精緻なバージョンが配布されてきた。2020年4月に新しいゴミ処理場(えこみっと)始動に合はせ、この徹底したゴミ分別が始まつたのだが今回は2年を経て細かい規則の調整。16品目の分別で紙パックの開き方から紐での縛り方まで事細かな規則あり。

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これは日本で最も厳しいゴミ分別の規則なのではないか?と思つたが上には上があるもので香川県上勝町では13種類45品目への分別がされてゐるといふ。

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だが期待して上勝町の分別方法の表を見てみたら至つてシンプルなのである。品目分けが簡単に書かれてゐるだけ。紐の縛り方どころか袋の指定とか一切ない。いつたい何うなつてゐるの?と思つて上勝町のサイトを見て驚かされた。

上勝町のごみ分別 | 上勝町ゼロウェイストポータルサイト | ZERO WASTE TOWN Kamikatsu

なんて洗練されたシステムなのかしら。人口1,500人だからできるのだらうが発想がなんて素晴らしいか。水戸のゴミ分別は、もちろん再資源が目的だが、実は資源ごみの回収は外部業者委託で外部業者の負担を軽減させるため(それでゴミ処理コスト削減ではあるのだが)業者が資源ごみ回収をしやすいやうに、こんな厳格な規則で資源ごみを出すことになつてゐる。他の市町村はそこまでやつてゐないのに、である。これを見てゐると、なんだか「尊王攘夷」が報本論のはずが目的と化して何だかわけのわからないことの連鎖に陥つてしまつた水府の教条主義(ドグマ)か。いつたい何のための戦争なのか、我が国のさきの大戦もさうだしプーチンのロシアも同様。救はれない。

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高松から宇高連絡船で本州と結ばれてゐた当時、高知から高松方面に鉄道移動が動脈のやうなもの。現在の予土線土讃線の延長として(昭和37年の国鉄の旅行ハンドブックによれば)須崎から急行「黒潮」が、窪川から準急「足摺」が出てゐる。現在は(当時はまだ鉄道が開通してゐなかつた)中村から上りは窪川、須崎、高知を経て高松行き直通の特急しまんと1号が出てゐるが、これも上りだけで下りは全て高知乗換へ。時間こそ当時、窪川~高松の所要時間4時間40分に比べ3時間20数分と早くなつてゐるが当時の方が地方からも東京や大阪に鉄道が直接結ばれてゐたことになる。水戸方面も水戸線で小山経由の準急「つくばね」、福島から郡山経由で水郡線に入る準急「久慈川」や磐城石川常陸太田からの急行「奥久慈」、長距離では仙台から郡山、磐越東線を経由する急行「いわき」や宮古から釜石、花巻を経ての急行「陸中」などがいずれも東京と結ばれてゐた。時代は多彩だつた。

▼英国から畏友D君が昨日の倫敦ヒースロー空港の搭乗待合で誰も口罩などしてもゐない画像を見せてくれた。それが中共では上海の過剰な都市封鎖、そして日本ではすでにオミクロンのこんな軽い感染症状でも子どもの感染に親が世間様に対しての深刻なお詫びなどLINEで送つたものを読まされ言葉もない。何なのだらう、この自己犠牲感。


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中央政府欽定で対抗馬も出ないのだし信任投票する投票人が全て体制派なのだから選挙なんてしなくても良いだらう。それでも選任されたといふ既成事実がほしいだけで、こんな提灯選挙が実施される。

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2019年の「黒暴事件」で感化院に収容されてゐる若者のうち250名が誤つた過激思想からの更生プログラムに参加してゐるのださう。自分たちの思想がどれだけ偏向して誤つてゐたかを思想が偏向してゐる独裁政権統治下の感化院で更生させられるのだから。これほど正確なことはない。