投票率３割はそれでもまだマシな結果だらう。これは有権者の３割に非ず選挙人登録者数（447万人）の３割。成人人口は657万人から投票率を見たら20％である。この選挙制度改革が「香港の安定した発展のため」といふ政府の主張が市民に受け入れなかつたことは明らか。
今回の愛国者選挙で親中婆婆・譚惠珠が「投票率３割でも悪くない」と宣つたが的中といふことに。
2016年の立法会選挙、19年の区議会選挙と賑はつた投票所は閑散で郊外に繰り出す人々。この大部分が投票所に行つてゐないのだから香港市役所にとつては選挙日にじつに損益ばかりの全港一日行楽日を設けてしまつたことになる。
この選挙での最高得票はバスやなど公共交通機関……と尊子の漫画（明報）。
こんな為体の選挙結果でも党紙は「投票率98％は歴史的快挙」「市民は新しい選挙制度を擁護」「地方直選枠では投票所に長蛇の列」……と、もはやかうなると虚報、デマだろ。98％の投票率といふのは今回の選挙で新設された「選挙委員会枠」で投票することが強制のやうな選委なのだから投票は当然でむしろ２％の無投票あつたことがおかしなくらゐ。かういふ事実に基づかない不誠実だから余計市民に嫌はれる。
本日陰暦十一月十七日。気温摂氏▲0.6/11度。快晴。一昨日の摂氏▲４度で陋宅のうち北西方の日の当たらないところがすつかり建物が冷えてしまつた。洗面所で無印のホホバオイルが低温で凝固。これが始まると本格的な冬である。
瓜連の映画館あまや座でジム＝ジャームッシュ監督“Stranger than Paradise”何度目かしら。何度見ても飽きない。表現力に乏しい会話のちょっとしたニュアンスが可笑しい。映画が終はつて16時頃で日暮れまでに静の桂木稲荷神社の「静のムクノキ（茨城県教委）」と、それともう冬のこの時期なら古徳沼の白鳥も見られるのではないかと出かけてみる。
この静の椋木はこれだけの巨木では北限ともいはれてをり源義家の後三年の役での東北平定での物語もあり。古徳沼も夕焼けに何ともいへぬ風情あり。
沼のほとりでボランティア団体により野良猫の保護がされてゐる。愛想の良い猫を愛でる。
政府のデジタルによるワクチン接種証明書は予定された今日（20日）より実用化。アプリをダウンロードしてactivateするのに「国内用」と「海外用」何れかか両方かと選択あり両方選ぶと「証明書」表面での見た目は日本語と英語の違ひだけで、それならパスポートのやうに日英両語併記にすれば済むと思ふのだが何うやらQRコードでデータ読み込んだ場合等にパスポート情報が含まれるか何うかの違ひでもあるらしい。これを実際に使ふ日はいつたいいつになるのかしら。
世田谷にあつたマルメゾンで菓子作りの修行された茨城出身の方が水戸で開業したダルメゾン。ご亭主のお名前が達（だる）さんと仰るさう。
