立法会選挙が無事実施され安定した最大勢力となつた民建聯の勝利（って負けるはずもない茶番選挙なのだが）を祝ふのかと思つたら党紙は今回新設された「選挙委員会枠」の議員紹介が熱心。民主派指示の市民が大ひに嫌ふ民建聯より純粋に選委により培養された選委枠議員の方を今後メインに据ゑていかうとするのか。
国安法と完善なる選挙制度で撥乱反正（乱ヲ發（ヲサ）メ正（セイ）に反（カヘ）ス）香港の民主発展の未来は明るい、と。
立選投票率破底 林鄭「有135萬市民支持 若高投票建基於政治劣質化 不值得認同」立場新聞
厚顔無恥の林郑市長は記録的低投票率に「135万人の市民の支持あり。もし高投票率が政治の劣化によるものなら、投票率で良否を考へられない」とまで開き直る始末。500万人を敵に回せるのだから、もはや尋常な神経ではない。夫の林先生も行政長官官邸のなかで「うちの愛する妻はこんなぢゃなかつた」と泣いてゐることだらう。
中国が「特色ある社会主義」だから香港もきつと「香港の特色ある民主主義」なんて言つてみせるんぢゃないかと軽口を叩いてゐたら中央政府がマヂでそれを白書で宣つた。この香港の現状のどこが民主主義なのか？と思ふ。
だが中共は中共による一党独裁の民主集中制もあれが民主制度だといふのだから海外から何をいつたところで聞く耳をもつはずもない。
香港立法会（90議席）は親中建制派89に対して中間派１といふ圧倒的な〈体制〉に。中間派も似非「民主派」も立候補して結果的に「有権者が体制派を選択した」のだから、これは民主制といふことにされる。
本日陰暦十一月十七日。気温摂氏▲0.4/14.4度。快晴。
Raymond Queneau（レーモン＝クノー 1903〜1976）の“Exercices de Style”の邦訳『文体練習』を読む。
Ｓ系統のバスのなか、混雑する時間。ソフト帽をかぶった26歳くらいの男、帽子にはリボンの代わりに編んだ紐を巻いている。首は引き伸ばされたようにひょろ長い。客が乗り降りする。その男は隣に立っている乗客に腹を立てる。誰かが横を通るたびに乱暴に押してくる、と言って咎める。辛辣な声を出そうとしているが、めそめそした口調。席があいたのを見て、あわてて座りに行く。
２時間後、サン＝ラザール駅前のローマ広場で、その男をまた見かける。連れの男が彼に「君のコートには、もうひとつボタンを付けたほうがいいな」と言っている。ボタンを付けるべき場所（襟の開いた部分）を教え、その理由を説明する。
このあまりに無意味でしかないやうなテキストをクノーは99のさまざまな表現のスタイル、文体（モードといつても良いかもしれない）で表現してみせる。物語、会話、手紙、電報、詩、戯曲、隠語、古語、造語、専門語、外国語、口語体、文語体、文体模倣、パロディから数式！……まで。フランス語のそれを朝比奈弘治が見事に日本語の面白さを加へ表現してみせる。なんてこった！装丁（仲條正義）もじつにセンスが良い。
茨城は干しいもが美味しい。那珂湊の「いせます」といふ生産者の干しいもをいたゞいた。品種もポピュラーな「紅はるか」の他に「幻のいずみ」もあれば前者でも大ぶりの芋をスライスしたものと小ぶりの一口サイズの芋でも甘味、風味が違ふ。干しいもぢたい値段が張るものになり品種や生産者によつて稀少でさう易々とは手にも入らない。
#天皇杯 決勝57千人観戦「声出さないで」で君が代は「心の中で斉唱してください」って余計なお世話だよ、まったく。これなら卒業式で「心の中で起立、斉唱」もいいよな。#君が代 https://t.co/xQzZYvyjjk
国交省書換えで検査院事実把握で国会に二重計上指摘報告怠る……検査院までこれぢゃ「ダメだ、こりゃ」晋三で腐りきった https://t.co/vEtcWVibcZ
