富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

岩井圭也『水よ踊れ』


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大公報(上)も明報(下)も香港の民主化運動の背後に米国背景と支援といふ記事。

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香港の民主化要求、反政府運動は背後に米英ありき、で蘋果日報社主・ジミー黎智英に米国から秘密資金が提供されてゐたといふ。台湾亡命に失敗した李宇軒(香港本土派「香港故事」元代表)が昨日の裁判で国安法での罪状を認め活動では外国勢力との協力があり香港の首謀者が黎智英だと認めたといふ。香港の基本的人権擁護で民主派団体に資金提供は欧米の認識では国家転覆には該当しないだらうが中共にそんな理屈は通らない。

日本の議員への「香港民主化擁護」要請も国安法違反|共同通信

日本にも香港の民主化運動擁護の要求をしており超党派の議員で海外の人権弾圧に対する経済制裁等の法整備を検討してゐる山尾桜志里議員らへの働きかけも国安法違反の罪状の一つに。まぁこゝまでやるかと思はれる執拗な徹底的な弾圧。李宇軒は台湾亡命を中共水警に捕まり内地に身柄拘束され中国領海といふことで中共の司法当局の対応となり香港に戻つてからも精神的にかなりやられてゐるやう。

岩井圭也『水よ踊れ』香港の自由へ希望を書く:朝日新聞(18日夕刊)

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(あらすじ)主人公の瀬戸和志は香港の学校に通っていた10代の頃、スラムに住む少女・梨欣(レイヤン)がビルの屋上から落ちて死ぬのを目のあたりにした。一度は帰国したものの、その謎を追うため3年後、中国返還直前の香港に建築を専攻する留学生として舞い戻る。少女の死の真相を突き止めた和志は、四半世紀後の2022年、中国の支配が強まる香港の自由のためにある壮大な計画の実現に動く。

作者が最初のプロットを編集者に見せたのは2018年のことで、まだ逃亡犯条例改正案もそれに抗議する巨大なデモや抗議活動も、まして国家安全維持法もなかつたが2019年からの状況でどんどんプロットを変えざるを得ず現実に追ひつくのに必死だつたといふ。

香港にいれば誰もが香港人になる。そういう不思議な土地なんだよ。

これは確かにさうかもしれない。山口文憲からの世界。アタシもその一人だらう。

自分なりに、多少荒唐無稽でもいいから、何らかの希望を書きたかった。書き終えてみて「街というものに対するイメージ」が変わったという。「以前は街は不変で固定的なもののようにとらえていた。街は流動的で水が流れるように二つ三つできたり解散したりするといまは思っています。

▼五輪後も菅内閣支持率は28%と最低更新で横浜市長選で側近の小此木氏が苦戦「首相は応援に来ないで」AERA https://t.co/jbpj2jw3Vh 要するにコロナ対応など菅首相の「失政」がそのまま横浜市長選挙に直結する、という空気がある。そりゃそうだ!

▼五輪アプリ職員が見積もり漏らす不適切入札で内閣官房調査……で、73億円かけて五輪参加者や見物の海外客の健康管理にどれくらいメリットあった?こそ検証すべきぢゃね? https://t.co/Hpc2qaNiYs