蘋果日報、教協に続き支連会も虫の息……で次のターゲットは律師会（HK Law Society、香港弁護士会）である。弁護士の中でも民主化＝反政府運動で逮捕された著名弁護士も少なくないが政府的に面白くないのは律師会ぢたいがリベラル標榜で政府方針に常に懐疑的であること。裁判所も政府に好ましくない判決をする傾向があり三権分立を建前としてゐたが中共の指導の下に「議行合一」を標榜なので裁判所も立法や行政と反目することなく一つの方向性に向かひ協力した姿勢をとるべき、となる。確かに米国なら米国で「国のかたち」としてのconstitutionalなもの（本来の国体）があり三権ともその理念の下に……といふのは普遍的な価値であらう。だが中共の問題は一党独裁があつて、その党の指導下での「議行合一」だから始末が悪い。香港の司法も法治の理念に基づき、それにかなり抵抗したが国安法施行で国安法裁判には行政長官が指名した特定の裁判官が審判を担ひ従前からの陪審員制も国安法裁判では「香港の微妙な政治情勢を考慮すると陪審員の安全が脅かされる」なーんて理由で陪審員も置かない中共なみの「判決ありき」で香港の司法はもはや掌上にあつて憂慮もなし……といふわけで残るは弁護士さえ社会の安定に協力的になれば、となる。で律師会を何うにかしたいが中共の息のかゝらないリベラルな弁護士が多いのが難。今回その弁護士会の理事選挙がありリンテイ市長は最早怖いものなしで「律師会が政治化するなら今後の協力関係は打ち切る」とコメント（政治化してるのはリンテイよ、テメエらだろ、と思ふが）。政府としては政治化してゐない「専業派」が弁護士会理事の多数を占めることが望ましいところ。そして次は記者協会の非政治化となる。まずは外国人記者倶楽部の施設提供の契約更改で見直しを示し圧力をかけ記者協会は組織が本来の記者協会の業務を逸脱して反政府運動に加担してゐると難クセをつけて国安法で組織を潰すか中共系記者の加入促し組織の健全化を図ればよい。
こんな黒塗り文書を公開することが寧ろどれだけマイナスに働くか、と思はないのだらうか。開示要求が出てゐるから対応しなければならない、だが見せられない、でこれ。やはり霞が関を見倣ひ何か不祥事が発生したら徹夜ででも関係文書をすべてシュレッダーにかけてしまふ、昔なら庁舎の焼却炉で燃やしてしまふ。最悪の場合、責任者が窮地に追ひつめられ文書保管場所に放火して自分も焚身で犠牲に……なんて。それでも黒塗り文書公開でますます立場悪くするより楽といふ選択をしてしまひさうだが、さうでもないらしい。
陋宅からNTT茨城の敷地見降ろすと見慣れない自動車が停車してゐて衛星通信移動無線車。先週末からの豪雨で茨城は大きな被害なかつたが水害等で被害予想される地域でスタンバイ任務から帰つてきたのか。通信網が遮断されても、この自動車が来れば衛星通信を使つて、となるのだらう。香港では自然災害といふものは巨大台風で高層マンションで窓が割れるか、エアコンが飛ぶのではないかといふのは経験したが幸ひ今の水戸の住処は水戸の頑丈な地盤の高台で災害リスクは集合住宅の老朽化以外は想定外なのはありがたい。
近くのホームセンター（山新千波店）に買ひ物に出かけてトイレに入つたらハンドドライヤーが作動してゐる。そこに「研究機関の試験で「菌が飛散して浮遊する菌数が増加することはない」という結果が出ています」と張り紙。すばらしい。何事も「あそこもやつてゐるから、うちも」ではいけない。きだからロックダウンといふ強制措置をしなくても何うにかなるといふ判断になるのだが。ちんと判断して「うちはかうする」の姿勢が大事。
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外出自粛で自宅飲みが推奨されるところ酒のやまやに行くついでに久しぶりにワイナリ（Wine des Mami）にも寄つて酒類調達。ワイン８本にビール大瓶４本、菊正宗２升に缶酎ハイ４本……来客があるでもないのに。だが今晩も実際に飲んだのはビール大瓶１本だけで貯蔵となるのだがいつのまにかなくなつてゐる。晩夏は外は夜になるともう虫語聞こえ始めて秋もすぐそこまで来てゐると思はされる。
NHK水戸放送局で地方ニュースの際に天気予報担当する福嶋アダムキャスター。キャラが立つてゐる上に個性的なメガネだけで目が釘づけになる。その上に芸人のやうなしゃべくりで天気予報なのだが、まるで漫談。人気のネタは天気予報だから「……でせう」が連発なのだが、これがどくとくのイントネーションで「……でショウ！」とバラエティっぽいのである。このキャラが通せるのだからNHKもずいぶんと体質が変はつたもの。
