中共にとつては天安門事件につき中共の責任を追及し六四追悼集会を続けてきた「支連会」ほど憎き組織は他にない。中国の民主化要求＝中共一党独裁反対はかつての香港では言論の自由が保障されてゐたが今では国安法でこれも国家転覆企図で有罪。支連会を引率してきた李卓人、民主党の何俊仁はすでに収監されてをり常委の倫智偉は「鼠英」（英国にネズミがこそこそ逃げるやうに逃亡）で「話事人」（広東俗語で「いま話をすることができる人」当面の実質的代表）の馮愛玲も「着草」（面倒をさけそっと離別）で「支連会名存実亡」と大公報は同会の有名無実化を喜ぶ。香港市役所と国安警察も昨年六四から実質的に活動停止してゐる支連会なので国安法でつぶすことはできないのは香港が法治社会である証左。そこでかうして同会の実質的な消滅を嗤ふしかないといふことか。かうして香港から反政府組織が一掃され非愛国的市民が海外に逃亡し香港の安定した社会が実現してゆく。
香港のStandard Chartered Bankで信用卡を何種類か持たされてゐたがCX傘下のAsian Milesカードが使へばマイルがAsian Milesに加算されるのでAmexのCXカードが使へないときは、このカードを使ひマイルを貯めてきたのだがAmexでCXカードが存続しなくなり、さうしたらSC銀行のAsian MilesカードがCathay SCのマスターカードになつた。本来、横型のカードを縦にするといふ安易な気の衒ひ。この銀行は香港ドルの発券銀行の一つだが紙幣まで縦型デザインを発行して失敗した過去もあり。昨日買ひ求めた全日食金砂郷店のプレミアムあんぱんはやはり美味。アタシは普段、クリーム系菓子は苦手だが、このクリーム入りのあんぱんは好き。
明日から県と水戸市の公共施設が軒並み休館の由。水戸の中央図書館で予約割当てになつてゐる本があつたので受け取りに出向いたら休館。この図書館毎週金曜が定休。何事？と思つたら周末の豪雨で漏水で15日から臨時休館してゐるのだといふ。築40年で、かなり老朽化。明日以降も予約割当ての受取りは個別でできるさうだが午前９時半から午後５時までで周末不可。茨城県の非常事態宣言は８月末迄で国の緊急事態宣言に茨城県も入りこちらは9月12日まで。茨城県も国の宣言に合はせ912にすればよいのだが当面は８末で様子見なのは9月5日に県知事選控へ再選に立候補の知事は選挙への影響を考慮といふ専らの噂。水戸市は県に倣ひ公共施設の休館措置等を今月末迄としてゐるが周辺のひたちなか市、那珂市、茨城町等はすでに施設休館措置を9月12日までとしてをり、かうしたことでの足並みを揃へることも能はず。
今更見る必要もないのだが晩９時からのスガの記者会見をテレビ中継で見てしまふ。冒頭から緊急事態宣言拡大で「いばらき県」が「いばらぎ県」。本当にこの人が首相であるかぎり日本の防疫は改善が見られない。だん／＼とこの人が疫病神に見えてきてしまつた。今の感染拡大は明らかに人災。この首相と自民党によつて骨抜きにされてしまつた行政の官僚制。だが何度でもいふが、それを許したのは我々国民で国民にそのツケがまわつてきてゐる。スガの無駄な記者会見での発言で殊に気になつた点は３つ。
多くの国民の皆様、関係者の皆様には、これまでも多大な御苦労をお掛けしており心苦しい限りであります。しかし国民の皆様の御協力を頂きながら、この危機を乗り越えるという強い決意の下で医療体制の構築、感染防止、ワクチン接種という３つの柱からなる対策を確実に進めてまいります。
少なくとも国民に多大な苦労をかけてゐる元凶が自分といふ意識はあるのか……まさか。「国民の協力をもらいながら、この危機を乗り越えるという強い決意の下で」ってスガが「この危機を乗り越える」のは首相として当然の責務で今更それを国民の協力あつての強い決意なんて改めて考えてゐるだけでダメ。それも医療体制、感染防止、ワクチンなんて取り組みとして１年遅い。
第１の柱は医療体制の確保です。まずは急増している自宅で療養される方への対応です。自宅にいる患者の皆さんは大変不安な気持ちでおられると思います。自治体や地域の医療機関と連携して必ず連絡が取れるようにいたします。医師による電話診察を強化するために、そのための診療報酬や訪問診療の報酬の引上げを行います。
後手／＼で在宅治療といふ名の在宅放置プレイで、やっとこさ現実化できるのが医師との電話連絡……でそのために報酬の引き上げを行ひます、って本来は状況を改善させる医療体制を具体的に何うするか、でそれに医療関係者の報酬見直しなんて付随してくる方策の一つ。それを報酬引き上げが具体策とは。
第３の柱はワクチン接種でありワクチンはデルタ株に対しても高い効果を示しております。既に85パーセントが２回の接種を終えた65歳以上の高齢者の多くは今回の感染の急拡大の中にあっても発症、重症化を防ぐことができています。その結果、陽性者に占める割合はかつての20パーセント台から足元では３パーセント程度に低下し死亡者の数も大幅に低い水準に抑えられております。
無策のなかでいつも唯一「良い兆し」で語るのがこれ。高齢者はワクチン接種で若年層に比べたら出歩きもせず併発症など恐れステイホームしてゐれば発症が少ないのは当然。いつまでもこんな老人データにスガってゐるやうぢゃ何もできない。こんな発言がきつかり30分続き残り30分で記者の質問を打ち切る予定。今回の記者からの質問は五輪、パラリンに関する指摘もなくイマイチ追求に欠けた。その中で最も厳しい指摘だつたのが中国新聞（広島）の下久保記者。
① 災害避難所のコロナ対策について。今月、九州や広島、長野など大雨被害が続いているが、やはりこういう事態になると住民が災害避難所に駆け込むに当たってどのような感染対策をしているかということが、やはり関心になる。この点について、どのような対策を取っているのか。
② 上記の点において「緊急時というのはどのような対策を取っているか」ということについて総理の分かりやすいメッセージが求められているのだと思うが今回の会見もそうだが「原稿の棒読み」というところがこれまでも指摘されており、やはり分かりやすく国民に伝えることが求められる中で、広島においては原爆の日の式典での挨拶の読み飛ばしもあったが「どのように政治のメッセージを伝えていくか」この点について伺いたい。
これについてのスガの回答。
災害などの緊急時における正確で速やかな情報発信は、国民の生命、財産を守るために極めて重要なものと認識しています。そのために必要な情報というものを適時、的確に、そして丁寧に分かりやすく発信することが大事だというふうに思っています。例えば今回の大雨に伴って開設されています避難所、これについて、私、毎日コロナの状況というものも報告を受けております。そういう中で、具体的には分散避難というものも呼び掛けたり、あるいはホテルや旅館、こうしたことの活用も含めて、可能な限り多くの避難場所を確保する。そうした中で、避難所においてはやはり消毒、さらに衛生管理、密を避けるための十分なスペース、そうしたものを取っているとか、そうしたことを私、この大雨の中については報告を受けながら対応しております。そういう意味において、コロナが発生したという報告は、今まで全くありません。どこについても、避難所については、そういう運営を行っていると、そういうことです。
質問①については辛うじてまどろこしくも避難所での（幸はひに感染０だから）感染対策はできてゐると答へ肝心の②については無回答。NHKの総理記者会見の生中継は40分すぎで終はつてしまひ、この中国新聞（下久保記者）の質問などはその後になつてしまつたがネットでの同時配信等はあり、そちらで開始から70分で終ひまで見たが本当に時間の無駄。それでもこの会見についてTBSの澤田記者、武田砂鉄（アシタノカレッジ）にSessionの南部広美キャスターでライブ配信してゐて、こちらのコメント込みのほうがまだまだ面白かつた。
菅総理会見実況ライブ（TBSラヂオ）Session × アシタノカレッジ - YouTube
荻上チキは所用でスタジオに来られず途中、電話出演でコメント。こんな▼発言についてもチキさんのコメントがあつた。
（スガ）諸外国のロックダウンについて、感染対策の決め手とはならず、結果的には各国ともワクチン接種を進めることで日常を取り戻してきているというふうに理解しています。新型コロナというこの非常事態について、今後、しっかり検証して、感染症に対するための法整備、こうしたことも含めて幅広く検討しなければならない、私はこのように思っています。
スガのこんなコメントについてコロナ対策はマスク手洗ひといつた基本的な個人の対応から外出制限、ロックダウンにワクチン接種といつたさまざまな手段が複合的に作用することで防疫といふ結果に効果的な作用をもたらすべきものであつてロックダウンを「観戦対策の決め手にならない」からやるに及ばぬと否定できるのか……御意。またアタシも思ふにスガはかつて「検証」はコロナ禍が収束してからといつてゐなかつたか。法整備なんてのも時間がかゝることで今日明日の感染拡大の対策にはならない……やはり感染増加と医療危機はスガといふ人を首相にしての人災以外の何ものでもない。
