富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

お盆でおはぎ


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香港教育専業人員協会(教協)突然の解散。大公報は教協が「反政府活動」の証拠隠滅に懸命と嗤ひ明報は中央政府の肝いりで教育現場の徹底「浄化」と報じる。

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今年の5月に教協がネットで1,200人近い会員の教職者に調査したところ4割近い474人が教育職を離れる意向で、133人は2021年度末までに退職を考えてゐる由。その離職を考へる教職者の7割は離職理由を政治的圧力だとして(愛国国民教育必修化など)教育現場の政治化を憂いてゐる。だが政府側にすれば教育現場が(民主化反政府運動で)政治化してゐるから、その是正なのだとする。いずれにせよ優秀なベテラン教師の離職はもうずいぶんと前から続いてをり香港の教育環境の劣化は明らか。もうまともな感覚では教師などしてゐられない。

▼NTTに或る件で電話したら相手は言葉は丁寧なのだが最後「お力になれることがあれば、ご連絡させていただきます」ときたもんだ。先方で力になれない、と判断したら、何もできないうえに連絡もしてこないつもりか……(何うせ何も考へないで話してゐる)。それでも「お力になれることもないから連絡もしない」はまさに今の日本。

 東京都のモニタリング会議「東京の感染拡大 制御不能な状況」 |  NHK

「もはや災害時と同様に、自分の身は自分で守る、感染予防のための行動が必要な段階だ」……って最初から基本だろ、これ。感染拡大が制御不能で、もはやお手上げ。だから最後は「自分の身は自分で守つてください」はまさに先の戦争で米軍の本土空襲が激しくなり国防もまったくできなかつた当時と一緒。結局この国の政治は最後の最後は無策。だが国民がそれを叱らないし革命もおきないから、この悲劇が何度も続く。

(社説)コロナ下の首相 菅氏に任せて大丈夫か:朝日新聞

就任前から「スガぢゃダメ」は明白。それを首班にした自民党も何を考へてゐるのか。

本日農暦七月初五。夏のお盆はおはぎの季節。「菓子の表面に小豆の皮が浮かぶ様子が萩の花に似ていることから「御萩(おはぎ)」と呼ぶようになった」だとか。なので春の彼岸につくるそれは「牡丹餅(ぼたもち)」。 そして「表面に小豆の皮が浮かぶ」感じからすると粒あんであるべきでこし餡ではないか。

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「月遅れのお盆で」といつても本来の陰暦七月十五日の盂蘭盆会はまだ先。よく八月のこのお盆が旧で七月を新だと思はれてゐるが、それも間違ひ。陽暦採用で陰暦七月十五日のお盆を安易に陽暦七月十五日にしてはみたが農繁期と重なりいろいろ大変だといふことで月遅れで八月十五日(陽暦)をお盆とする地域が多くなつたといふ(ヰキペディア)。陰暦の中元は別にしても「月遅れ」といふのだから確かに7/15ありきで、その月遅れの8/15だがずつと8/15のほうが7/15より昔からあるのだと思つてゐた。いずれにせよ新暦の7/15のお盆はアタシにとつては勘違ひ以外の何ものでもなく8/15は和菓子屋でおはぎが並ぶのが嬉しい。今日は水府の泉町2の水戸屋のおはぎ。