大公報は香港警察トップ訪問取材で一哥（長兄、警察トップ示す俗語）曰く「民陣（民間人権陣線）が国安法抵触なら即執行」。警察はすでに民陣の反政府運動の「証拠」を握つてゐると嘯く。民陣こそ数十万人規模のデモや2019年の多くの抗議活動を動かす元凶で徹底的に壊滅させたいところだが如何せん民陣は民主活動のプラットホームで代表や事務所こそあれ具体的な活動はその活動に参画した団体組織が担つてゐるため「民陣なるもの」の壊滅行動がとりにくい。そこで何か具体的な非法活動を起こしてほしいろころなのだが中心活動家らを軒並み逮捕拘留してゐるのだから動きようもない。警察もジレンマに陥つてゐるわけで、そこは廃紙がきちんとに協力したのが、この記事。たつた１年で完ぺきな警察都市国家が構築されてしまつた。かうした動きは社会情勢の安定に結びつくといふが実際には社会の活気がかなり削がれ「香港の意欲」が経済的にも下降することが憂慮される。
この１年で９万人近くが離港と今朝の明報。少子高齢化に加へ政治不安からの移民潮で人口流出が勢いづき昨年同期比で1.2％の人口減少で、この傾向は当面続くとみられてゐる。注目すべきは、この記事にあつた香港のMPF（強制積立年金制度）の動きで昨年度65.7億香港ドル（932億円）が「永久離開香港」理由に解約されたこと。積金局は「この「永久離開香港」は香港での勤務終え内地に戻る者などもゐるため一概に「移民」とはいひきれないと説明してみせるが解約額が前年比27.3％増は移民増加で香港の資産を運び出してゐる以外の何ものでもない。
「制御不能」はもうアウト。サスペンスドラマなら警報がういん／＼と鳴つて007かミッションインポッシブルのやうに緊急脱出しか手段のない状態がこれ。だが異星の基地で宇宙船もないやうな脱出先もない絶体絶命の状況が今だらう。「自分で身を守る」といつても台風や土石流のやうに可視化されもせず悪疫がどこにゐるのかも不明。これぢゃ何もしやうがない。だからこそ、かうした疫災には政府なりが疫埠の指定なりで防疫する以外手段がないのだが、その政府がお手上げなのだから何うしやうもない。案の定で、五輪は終つても「人流の抑制」など言葉の嘘で東都は感染5,773人に達して茨城も335人と記録更新。もはや「お祭り」である。
本日農暦七月初六。西日本では豪雨。こちらは小雨で歇む予報が終日降り続く（57.5mm）。気温も摂氏23.5度と連日の猛暑のあとうすら寒いほど。今日のおはぎは南町１の木村屋本店より。水府で筆頭の和菓子舗であり、おはぎも上質の小豆から立派に作られてゐる。水戸でおはぎといへば「こむぎ屋」が一番人気だが、こちらは一年中おはぎを作る専門店で、お盆のときなどいつも以上の盛況なので出向かず。昨日の水戸屋も今日の木村屋も、ふだんはおはぎは出しておらず毎年この時期だけのお楽しみ。
紐育タイムズ紙のSUDOKUをボケ防止に暇にまかせてほゞ毎日やつてゐる。朝日新聞にも最近は毎日SUDOKUが掲載されてゐるが紐育のはかなり六ツかしい。初心者が楽しめる、とか子どももお年寄りも、なんて善意がない。欧米の高級紙は「読者層もインテリしか相手しません」的だがSUDOKUも、さう。そしてKENKEN*1といふ数理パズルも4x4はいつもSUDOKUをする前にウォーミングアップでやるのだが今日は6x6にも手を出して、これが済んで、いつも無視してきたJUMBLE（ごちゃ混ぜ）といふ言葉パズルもやつてみた。１時間以内と自制。ある程度、英語の単語力がないといけないのだらうが４つ、ランブルなアルファベット文字から単語をつくり、その指定されたマスの文字（今日は９文字）を抜き出して、これもまだランブルなので、そこから指定された（今日だと４文字と５文字）の単語にして成語に。“TRUE TABLE”となつたが、これ何？と思つたら日本語では「真理値数」なるものださう。この４つのパズル完了は今日が初めて。これを１時間以内でcompleteすることを自分に課して良いかもしれないが、こんなことをして頭脳活性で長生きしたいとも思はない。
*1:宮本哲也先生考案の「賢くなるパズル」
