香港の大手映画館チェーンのUAシネマが倒産で即日休館。香港といへば香港映画だつたが香港映画斜陽でコロナ禍祟り高い家賃では資金繰り悪化は必然。香港市役所の持続化給付金などなかつたことも痛手。
香港で中国製ワクチン接種者から３人目の死亡あり。因果関係はわからないがＫ先生の指摘の通り明報ほどの新聞が連日「一面トップに中国製ワクチンのバッドニュースを載せ続けている」ことは注目に値する。これができなくなれば、忖度するやうになれば御用紙となつてしまふ。
紐育時報の１面に久々に大きく香港記事。獅子山の頂から若者たちが夕陽を浴びながら九龍市街見下ろす画像に国安法恐怖のなか抗議活動持続か？と思つたのは獅子山にはこれまでも抗議スローガンの大きな垂れ幕が掲げられてきたから。しかし記事はコロナ禍での海外からの観光客激減のなか香港市民もマカオすら遊べず香港に引きこもりで香港内の郊外周遊が週末ばかりか平日もかなりの賑はひ、と。それはそれで興味深くはあるが紐育時報の１面に？と怪訝にすら思へる。この記事で政治的言及は一切なし。それはそれで今日日の香港を語る暗喩、一つの表現かとすら思ふ。
水戸は納豆購入額５位に：朝日新聞 といふニュース。子どもの頃から「水戸」といふと相手から決まつて「納豆」といはれてきた。水戸黄門か納豆。水戸だから納豆が好きなんだらう、納豆ばかり食べてゐるのだらう、と思はれる。納豆は好きだが普通にしか食べてゐない。納豆の消費は「日本一」だつた年もあつたが福島に抜かれ今では全国５位なのだといふ。べつに競ふやうなネタではないと思ふが他にパッとした地元ネタもないので「挽回で全国トップへ」なんて関係団体が盛り上げてみようとしたり。この記事にもあるが東北の方が納豆にかぎらず豆類の食べ方が豊富で消費量も多いのは頷けるところ。ただ納豆は仙台納豆など粒が大きくごはんに混ぜるにはごわごわで小粒の水戸納豆のほうが美味いと思ふ。実際、納豆の生産では茨城県は全国トップ。
この記事にある通り、普通に東日本ならどこにでもある納豆で、水戸が特異なのは明治22年に小山から水戸線開業で水戸駅が出来たときに（常磐線が水戸乗り入れは明治31年）水戸の納豆屋が「何か水戸名物を」と藁に納豆を仕込んで売り出したのが水戸土産として定着したから。水戸でも藁納豆なんて普通食べない。アタシも食べたことがない。美味い納豆が生産できてゐれば、それで良いだけのことだと思ふのだが。それにしても、である。この記事で茨城の生産日本一には、もう一つ「ほしいも」があつて、それらは「水戸学らしい質実剛健さが今も茨城人の気風に残っている」って、何だ？それ。
