富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

先考十七回忌


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大公報は全人代で決定する香港の選挙制度「改正」につき香港で立法作業に尽力するやう鼓舞。蘋果日報は囚われの身の民主派運動家たちが留置所内でもお互い五大訴求+1の意思表示で励まし合ふと。

本日、先考命日で十七回忌。母と家人と真言宗豊山派神崎寺。朝のうちに妹が供花を済ませてくれてゐたが身内ではない何方からかも供花あり。逝去からこれだけの歳月経つても慕つてくれる方がゐるとは先考も嬉しいことだらう。今日は朝は小雨で曇り空に寒風厳しいが、それも今日までだといふ。

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昼に元吉田にある鮨いし川

昼の鮨のあと母の友人が営む喫茶店に寄り珈琲一服。夕方歯科治療。前歯の治療をしてゐて左上1~3がブリッジで、それと同時に右上1の差し歯も治療してゐるのだが、この差し歯が仮歯となり口を開けると目立つのだがコロナ禍でマスクはかういふときはありがたい。自動車運転するのにカーナビやスマホのグーグル地図で十分だが何うしても地図で見ておきたい。県の道路地図を買はうと思ったら町中に書店は水戸京成に丸善が入つてゐるだけ。デパートに駐車までしてと思ふと少し郊外に行かないと書店すらないとは。茨城大学近くのTSUTAYAでふと思つたが昭文社の県別マップルのやうなポピュラーな道路地図ならコンビニでも売つてゐたのかも。

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この画像を見ると、まるで和菓子の井熊を撮影してゐるやうだが撮りたかつたのは隣の三浦文房具店で、じつに見事な看板建築である。実は平屋だつたり、せいぜい二階は天井低い倉庫くらゐのやうな店舗を大きく見せる。だが斜めからなら一発で看板建築とわかるわけで、かうした建築は同じやうな意匠の建物が並んでゐないといけない。それにしても目立つのは井熊総本家の店舗。残念ながらコロナ前に突然の閉業。水戸の泉町1に昭和初期まであった和菓子の「井徳」からの流れが、この井熊閉業で途絶えてしまつたのが残念。井筒屋(主人は中山徳兵衛で「井徳」)は和菓子の製造元では「東京以北最大」といわれた老舗だったさうだが閉業で、その番頭二人が暖簾分けして小林熊次郎の方が井熊、もう一人の関亦三郎が井亦(井筒亦・いつまた)。後者はアタシが子どもの頃にはもう「水戸の梅」の製造だけで天王町で店舗も持たず直売り。井亦は昭和の終わりには閉業で井熊だけが残つてゐたわけだが。

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水戸(南町3)はやしやの豆大福