全人代常務委による香港立法会議員4人の議員資格剥奪。これに至る経緯につき倉田先生が極めて不可解と興味深い指摘。これは香港の親政府派の議員も首傾げることだといふ。
①7月30日 今年9月予定だった立法会議員選挙に立候補の手続きをしていた今回の4議員について出馬を認めない決定(by香港政府)
②翌31日 コロナを理由に選挙自体を1年延期する決定(by香港政府)
③8月11日 次期立法会議員選挙に出馬拒否された当該の4議員についても今後1年間留任できる決定(by全人代常務委)
④11月11日 3ヶ月前に留任を認めた4議員について議員資格を剥奪する決定(by全人代常務委)。
疑問点として
②をやる前日に、わざわざ①をやる理由が分からない
①をやっておきながら、③をやる理由が分からない
③をやっておきながら、④をやる理由が分からない
これは中央政府・香港政府・香港の親政府派の間のコミュニケーションが相当ヤバイ状況になつてゐるのではないか、と倉田先生。御意。蘋果日報は同じ4人でも米国政府が香港で国安法当局の高官4名を非民主的行為で黒名単に載せ入国制限の対象に、と報じる。
水府の見川にあるワイン屋が通りかゝると以前から気になつてゐて今日漸く寄るてみる機会あり。三鞭酒より高いワインは置いてゐない?といふくらゐ手頃な価格帯でかなり豊富なストックあり。元ソムリエの方にいろいろ話を聞く。とくに日本のワインについて。白なら十分に飲めるらしい。シェリー酒がこんなにたくさんあるのには驚いた。なにせこちらは自転車なのでワインも1、2本しか買へないが5千円以上なら無料で配達しますといはれそれに甘へる。
今日、見川に来たのは右腕筋痛の治療で整体に来たからだつたが偕楽園下から常磐線を渡り桜山で護国神社の横を徳川ミュージアムの方に坂を上がってゆく途中で暗闇に何だか明るい箇所あり公衆トイレがあつたので、その灯りかと思つたが奥の方まで照明が続き何かと思へば〈もみじ谷〉の紅葉でライトアップだつた。
子どもの頃から旅行は旅行本番よりも旅行の日程を組んでゐるときのほうが楽しかつた。水戸から仙台に往くのに常磐線で下らず水戸から水郡線で郡山、東北本線で福島に行き福島からあぶくま急行で槻木に出て仙台へといふコースを考へる。昨年の台風で水郡線は久慈川の氾濫で依然として袋田~大子間が不通で連絡バス、あぶくま急行は阿武隈川で富野~丸岡間の復旧工事中で辛うじて朝夕の3往復だけに週末は昼間に3往復の臨時列車が出てゐる。
ローカル線だが旧国鉄の槻木~丸森間の丸森線の開通が昭和43年で、それまでは福島~梁川間に福島交通の軌道線が走つてゐて、それ以外は路線バス。福島の南の松川からは川俣まで国鉄線が走つていゐるのは朝ドラ〈エール〉で舞台となつてゐる。
長岡分岐点は福島、柳川、飯坂を結ぶ当時の軌道交通の要所。この当時のことは「伊達市を結んだ鉄道」 - 福島県伊達市HP に詳しい。丸森線は赤字で廃線も際どいところだつたが国鉄民営化で福島県の熱意で福島~梁川間が開通し全線電化されたのが昭和63年なのだ。