富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

水戸市清掃工場(えこみっと)

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(香港)民主派議員の資格剝奪 中国が香港政府に権限与え4人に適用 民主派抗議一斉に辞意:朝日新聞

香港特区政府が「法に依り」攬炒派議員四名をDQと大公報は喜ぶが過去の立法会での「妨害」行為を後付けで制定した法律で処分するのだから、これのどこが法治か。

(香港)三権分立の危機 民主派排除へ中国が強硬策:朝日新聞

三権分立は香港には存在せぬと林鄭市長はすでに明言してゐるし中共からすると彼ら4人は民主派ではなくトラブルメーカーの攬炒派でしかない。

香港に懸念・批判 長期的安定損なう/中央政府やりたい放題:朝日新聞

倉田先生曰く「香港の親政府派にとっても今回の共産党政権の判断には困惑があるだろう」「民主派が全員やめれば市民が反発し統治が不安定になるからだ」と。


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民主派議員はこの措置に講義して総辞職を叫ぶ。それも一策だが中共的には民主派=攬炒派がゐるからこそ香港の社会情勢が混乱するのであつて彼らが議場去つても香港社会は別段何も大きく変はらない、市井の暮らしもそのまゝでむしろ「暴動」がないだけ陋巷は落ち着いてゐるとなつたら「つまり民主派がいけなかつた」といふやうなレッテル貼りは容易。さうして中共は結党以来邪魔者を排除してきたのだから。さう思ふと、この民主派の総辞職も中共にとつては「想定内」だらう。f:id:fookpaktsuen:20201113073452j:imagef:id:fookpaktsuen:20201113073503j:image

林鄭が市長になつたことによつて本当に香港を壊滅的にダメにした。今になつて思ふと前任の梁「党員」振英のほうがまだマシだつたとすら思ふ。立法会議場に民主派議員が「林鄭の遺臭が未来永劫」と恨みを垂れ幕に。

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今年4月に稼働した水戸市の清掃工場へ行く機会本日あり。昔の「ゴミ処理場」は異臭漂ひ焼却炉から煙がもくもくだつたが今は本当にクリーンな施設。


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我々のごみ分別で清掃工場のリサイクル品は新聞、段ボール、紙パック、スプレー缶や有害ごみ……これらはそのまゝ回収業者へ。思ひのほか量が少ない。朝からのゴミ収集の前に闇業者が回収してしまふ量がかなり多いとか。


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我々市民が透明のビニール袋に詰めて供出したペットボトルや白色トレイ、プラスチック製容器は破除袋機*1でビニール袋が破られビニール袋は燃えるゴミに飛ばされ再利用資源となるボトルやトレイは異物除去のあと圧縮梱包され再利用先へと送られる。


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瓶や缶の燃えないゴミもガラスは色ごろにカレットに粉砕され缶類もプレスされ再利用業者へ。燃えるゴミだけが再利用されないわけだが灰になるまでに焼却の熱で発電も行はれる。この清掃工場の施設整備と運営は日立造船。なぜ造船会社が?と思ふがゴミ処理施設といふのは全体が鉄の固まりのやうなもので造船技術がかうした施設の建設ノウハウに応用されてきたのだといふ。とても静かでSF映画に出てくる未来社会にゐるやうな錯覚でゴミ処理をガラス越しに眺める。シュールな世界。このまゝ何時間でも、この作業工程を眺めてゐられさう。タモリさまなんて大好きだらう、これ。
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感染は第三波か?と恐れられる感染者増だが政府も行政ももはやこのコロナ禍の中での日常生活定着を望むのか、この春のやうな神経質な活動制限はするつもりもないらしい。これ以上の経済停滞のほうがコロナ感染より怖いのだらう。

*1:「破袋」は茶道なら「やぶれぶくろ」だが、ここでは「はたい」で破除袋機は「はじょたいき」。