疫禍で経済救済策に関して日本の何だかわからないあれこれを見てゐると香港市役所のこの迅速性が浦山しい。林鄭など世界の元首級に比べても厚遇なのだから減給１割など当然だが。疫禍で収入失ふ市民に対して月収入の半分、上限HK$9,000（126千円）で150万人が対象の由。
日本では経済救済どころかPCR検査受けるだけでもPCRに辿りつくまでの複雑な手順（日共・小池書記長の呟板より）。
なぜ日本のPCR検査がこんなに少ないのか？その理由がこれでわかります。横浜市の「帰国者接触者相談センター」のマニュアルを見ると、市民からの相談でも、医療機関からの相談でも、これでもか、これでもかというほどのチェック項目が。これでPCR検査にまでたどり着くのは、至難の技だと言えましょう！
アベノマスク共有だとか政府の支援策も決まらないなか（政府コロナ対応）外務省が海外SNS投稿をAIで情報分析 - 毎日新聞 ださうで外務省が日本のコロナ政策への批判チェックに24億円！ 厚労省でも同様の予算…国民の生活補償より情報操作に金かける安倍政権｜LITERA といふ詳細。テレビでは「三密を避ける」といふ言葉が踊り「サンミツ」は言ひつらいかキャスターなど言葉噛んでゐるが「三密」とは何か。「三密という惹句を考えたときに新型コロナウィルスの専門家会議も日本国政府の人間も辞書を引いて適否を確かめてみようとしない、ここがいかにも安倍晋三とその周辺らしいところ」と畏友・浄瑠璃本Ｋ君。「人間の理解を超えてゐる」こそ晋三政権そのもの。
早いもので自宅待機要請受入れから１週間が過ぎ８日目。先週の今日「いのち辛々」で成田の疫関を潜り帰国したと思ふと１週間はあっといふ間。ホテルの個室に缶詰だつたら精神的に辛いだらうが。桜もだいぶ散つて新緑が目につき始め河原には菜の花が満開。地元の女子校がこの期に及んで新年度早々で学年で持久走には驚いた。非常事態宣言の対象外だから安全なのではない。
水戸の本町の伊勢屋で草餅などテイクアウト。NHKで〈ブラタモリ〉と鶴瓶の〈家族に乾杯〉の水戸特集でも取材されてゐた食堂。無添加の餅類は次の日には硬くなる（それが本来、当たり前なのだが）。この本町はかつて上市に対して下市と呼ばれ戦前はかなり賑はつたところ。疫禍以前から寂しい商店街でABBAか？と思つたらアラベスクの〈フライデーナイト〉が景気良く流れてゐて余計に哀愁を誘ふ。
水戸駅構内に特急「スーパーひたち」で現役退いた651系（４両編成）が汚れて放置されたやうに置かれてゐた（写真奥）。懐かしく、これを写真に撮らうとしたらちょうど下りの特急「ひたち」のE657系（同手前）が水戸駅を出たところ。
水戸駅構内の売店で昨日、母が「マスクを売つてゐた」と1セット（7枚入り）購入してきて何だか戦時中か戦後の統制で配給のやうだと話してゐたら今日もマスクの在庫あり。マスク不足で行列ができてすぐにでも売り切れさうだがレヂに並ぶ客が我先にと書ひ求めるでもなし。少なくともアタシの前にレヂに並んだ３人はマスクに手を伸ばさず。マスク不足もピークを越へたのかしら。
京都は寛永堂の〈大納言清澄〉をいたゞいた。これで一服。薄茶は昨日よりずいぶんと風味が引き立つた。
▼「私たちに求められるのは、都市を偏重し、過度に効率性を追求する社会の構造を変えることではないでしょうか」と竹村真一先生。
