香港が大陸からの「封關」せぬことで香港は中国の一部であるから各国で中国に対する交通遮断等の措置で「香港も含む」になりつゝある。香港市民は“Je ne suis pas chinois”と叫びたくとも。越南が香港とマカオを含む中国とのフライト運休を決定。感染した国や地域を「赤」で示す地図では連日の拡散で世界中「赤化」してゆくのがまるで毛澤東思想席捲のやう。世界第2位の大規模經濟体である中国がこれほど世界に疫禍もたらすこと。世界の常識が全く通用しない中国の特色ある全体主義。当然のやうに黄禍論が現れる。
本日土曜日で朝イチにFCCに周末の新聞読みに赴くと、いつも閑散としてゐるのに今朝はずいぶんと賑やか。ビュッフェもあり。何事かと思へば英国のEU離脱が31日のブリュッセル時間24時で英国は23時、それが香港で今朝7時で、それをテレビ中継で見ながら祝ひ悲しんでゐたやう。ゲストは英国人ばかりで他の欧州人は呆れて土曜早朝に英国人の面など見たくもないか。
家人と10時半の船でランタオ島の梅窩へ。快晴。
12月の下旬も梅窩に来たが今日は梅窩からすぐに路線バスで大澳へ。正午過ぎに大澳につくと普段なら土曜日の昼すぎならかなり遊客で賑はふ大澳も閑かなもの。これくらゐの静けさがとてもいゝのだが。
いつも昼食に寄る大澳蓮香酒家が街道であれ見当たらない?と思つたら建物かなり壊しての改修中。かなり老朽化してゐたので旧正月前に閉めて、の工事なのだらうが疫禍で客足もパッとしないなかでタイミングは良かつたか。家人の発案で近くの横水渡小厨はかなりの盛況で鮮蝦乾荷葉籠仔飯を頬張る。
食後の甘味は大澳飯店の沙翁(揚げパン)は美味。快晴で店猫たちも日向ぼっこ多し。
〈茶果財〉 で紅豆糯もいたゞく。大澳の郵便局や旧・消防署のある石仔埗街には日本の神社模したのか桜と絵馬がありアート系のへんなモニュメントなどところどころにあり。
午後3時の東涌行きの船に乗る。最初乗船はアタシら2人だけで愛想のよい乗員も苦笑してゐたが数名増えて出発。何度も乗つた航路だが港澳珠大橋のまだ工事中で、この橋がきちんと架かり開通後は初めて。橋桁一つ/\に釣り人あり。空港への離発着の飛行機眺めつ東涌へ。武肺など何処の話かといふやうな明るさ。
東涌から大仏へのロープウェイも運休中。東涌のMTR站や商場を遠巻きにして東涌公営プールの前のバス停から天后行きのE12系統に乗る。空港から市街直行はAでEが東涌経由。バス停の広告は尽くスプレー書きで汚される。
日曜日でもソフィア陳肇始がメディア対応で週明けに予定される医療従事者のストに対して前線の職員の心労を思へばと思わず涙。この人は元々、自身が看護師でマンチェスターやハーバードで公共衛生学専攻し香港大学の博士で公共衛生学の専門家。政府の医療政策のアドバイザー的に活躍しCY梁が行政長官のときに食物及衛生局の副局長で入局、林郑で局長となる。反修例風暴でも当初は立場的に距離があつたが暴警の催涙弾が医学的に身体に影響あるか?で問題視せぬあたりから批判の的となり、そこに武肺に襲はれる。
香港市役所が防疫で今度は九龍・美孚の翠雅山房(Heritage Lodge)を暫定的に隔離施設にすると発表したことで美孚新邨の団地住民が急な決定に反発し抗議。それに勇武派集まり抗議活動がレベルアップし暴警出動で夜半まで抗争となる。
美孚地区選出の区議会戯院(公民党)も警察に身柄拘束されるなか美孚新邨の警備担当する民間警備会社の一警備員が暴警の集団を前に対峙して美孚新邨は私有地であり警察進入は住民の反発くらひ住民感情逆撫で混乱になるからと身体を張つて警察を説得、警察の侵入拒み警察も退散。住民らこの警備員に喝采をおくる。