昨夕、区議会選挙立候補者への選挙説明会は立候補承認微妙な反政府派の「妨害」で混乱。香島南で立候補企図するJoshua Wong君は立候補資格の事前審査を三週間も待ち。当該地区の民政事務専員がこの審査担当の選挙主任なのだが「病欠」なのだといふ。
何うやら、その政務官はリベラルでJoshua Wong君「立候補資格あり」と判定しさうで圧力かかつてゐるのか「病欠」で当該地区の立候補資格審査遅延許されず代理で九龍担当の民政事務専員が担当するのださうだが、これが林鄭愛臣でかなり中央政府寄りの由。(翌26日のだが)大公報に選挙主任は「香港光復、時代革命」に言及の独立派!をDQ(disqualificate)することが任務とまで書かれてしまふのだから良識など通用するはずもなし。
最近、ふと「ぺんてる」のプラマンを使ひたいと思ひ炮台山の中南文具ならプラマンもあるだらうと昼に出かける。久々に麺樂。醤油ラーメン啜る。
九龍站・圓方の映画館で中共建国70周年の映画〈我和我的祖国〉見る。
九龍站・圓方の映画館で中共建国70周年の映画〈我和我的祖国〉見る。十一国慶に合はせ放映で香港では当然のやうに不人気。土共の動員あるのみ。
この映画、カナダのヴァンクーバー郊外のリッチモンド、そこはアジア以外で最も中国人人口多い都市なのださうだが、そこの公立中学でこの映画のトレーラー見せて学生に映画の感想、どこに感動したかとかかなり誘導的に回答提出させる「教育活動」あり話題に。
この映画の感想については亦た改めて。7人の監督によるオムニバス映画で陳凱歌監督が総指揮。7つの物語。
- 中共建国(1949年) 電動で国旗掲揚担当の技術者
- 核爆弾開発成功(1964年) 核爆弾開発で被曝した技術者
- 女子バレーボール三大会連続世界一(1985年) 街頭テレビ放映の少年
- 香港返還(1997年)
- 北京五輪(2008年) 開会式入場券得たタクシー運転手 * 四川大地震
- 有人宇宙船・神舟11号成功(2016年) モンゴル砂漠で遭遇の青年兄弟
- 庆祝人民解放军建军90周年阅兵(2017年) 朱日和空軍基地の女性飛行士
備忘で書いておくと
- 7作とも党政府指導者は出てこない。建国で天安門上で建国宣言の毛沢東の後ろ姿、傍らの周恩来くらゐ。
- 1949年10月1日の前日(9/30)午後3時に北京は戒厳令敷かれ天安門は立ち入り禁止。中共成立妨害阻止。
- 市井の人民にとつての中共政権下で感動。当然、大躍進、文革や天安門事件等の負の歴史は一切出てこない。
- 〈香港返還〉だけが主人公が複数。英国側と交渉し主権交代の半夜三更に国旗掲揚に尽力する中共役人、軍人。警帽の徴章を瞬時に換える香港の女性幹部警官。その父は陋巷の時計修理屋。6/30日の夕方、Tamar廣場で英国旗を卸旗の場面が映画ーのシーンでは大雨(実際は小雨)。
- 神舟11号の物語は陳凱歌が監督。この作品だけが主人公の「国家への感動」で終はらない。蒙古高原に住まふ一介の老人の死。
映画のあと夕方の油麻地まで散歩。道路信号機は政府が直さぬまゝ。何うせまた壊されると思つてゐるのか。華書局は打ち壊しの後、営業再開。家人と待ち合はせ。
MTRの油麻地站も次の焼き討ちに備えて?修理せず。
上海街を下り旺角へ。古い街並み壊さず建物保存でレトロな商業文化施設としての活用計画。まだ出来上がつてをらず。
1950年代の高層住宅も取り壊れずに修復。
油麻地まで工具屋の並ぶ広東街を散策して粤来順に飰す。美味至極。