誰も話題にもせぬが昨日、立法会で逃亡犯条例は正式に「撤回」された。
逃亡犯条例改正すればすんなりと台湾での殺人容疑者が香港に戻つてきてゐても送還できる筈が実はさうではないことが今頃になつてわかる。
かうなるといつたい何のための反送中だつたのか?と思ふところだが抗議活動は最早〈逆権〉の様相で反送中など飛んでしまつた。
李立峯:抗爭運動下市民政治傾向的轉變 - 20191024 - 明報
中文大学世論調査で香港市民の間で、この社会混乱の中で!民主派ばかりか本土派増え中間層が減り建制派は半年余で13.0%から6.0%へと激減。これで11月の区議会選挙を迎へるのだ。
町中の政治的な抗議落書きも慣れてくると「政治的に清潔」な独裁より、こちらのほうがまだ正常かとすら思へてくる。
星巴(Starbucks)がGoogle地図でいち/\“Iconic Seattle-based coffeehouse chain”とタグ付けされてゐた。「暴徒」による美心系打毀しで星巴にしてみれば香港での経営は美心でもあくまでシアトルの珈琲連鎖店で「どちらかといへばリベラル」と思はれたいところか。
マジに映画化?と思つてしまつた〈黒警〉のポスター。
陶傑先生が蘋果の連載エッセイで林鄭更迭を襲ふ下馬評について書いてゐる。
FT紙記事で筆頭に上がつたのは近頃、香港金融管理局総裁辞めた陳德霖、黒縁メガネがいかにも70年代の典型的な拔萃書院の英才、エリート臭くないのは長所だが何にせよ英国植民地で培養された中環師爺で電脳睨み外為は強いが焦臭い政治の世界で香港公務員束ね市民の期待に応へられるかは未知数。もう一人はCY梁と行政長官選挙争つて敗れた唐英年、上海系紡績財閥御曹司で女性醜聞、豪宅僭建など脇が甘く行政会議でCY梁が抗議活動に催涙弾を!と述べたとか口も軽い。それに陶傑先生はSir Donald曾蔭權の返り咲きを提案。貧官で退任後に収賄で捕まつたが陶傑先生は政治スキャンダルとSir Donald擁護は確かに貧官曾の在任時は香港経済も堅調で大陸からの「自由行」で消費も好調、大規模な反政府デモもなく今になつてみればどれだけ隠定した社会であつたか、と。
何況這位長者,在牢獄之中,真正找到了上帝,有如寫「天路歷程」的約翰班仁。若飢不擇食,曾爵士民望極高,是唯一可以循環湊合着再用的一件港英留下來的舊電池。
中国の宅配大手・順豐(SF)はすごい。今回プリンタインクカートリッジをエプソン香港に注文。エプソン香港で配達先にコンビニや宅配ロッカーの選擇があればさうしたが、それがないので自宅宛に。エプソンは順豐を使つてゐて伝票に私の携帯番号の記載があるので順豐はユーザ登録してゐるアタシのアプリに、この配達の件を知らせてくる。この時間は不在なので外の宅配ロッカーをアプリで指定。荷物はそちらに届く。この宅配にせよスマホ決済にせよ中国が日本に比べて効率的なのは数社寡占であること(自転車シャア事業は運営会社多すぎ大失敗の過去あり)。二社くらゐ迄ならいずれもアプリで口座もつ程度は容易。日本は参入の会社多すぎ始末におへない。
天皇代替はりの祝賀で晋三の「外交」お盛ん。各国首脳と会ふだけだが。
それにしても首相主催の晩餐会で英国チャールズ皇太子迎へるのに歩み寄り立ち止まりもせずに会釈で握手とはまことにハシタナイかぎり。