左派紙は懸命に林鄭政府の暴力平定を支持してみせるが半世紀前には反映暴動で「愛国無罪抗暴有理」と宣つてゐたのだから結局のところ立場がどちらになるか?の違ひでしかない。
一昨晩は警察が14歳の少年の太腿銃撃だつたが映像を見るかぎり現場に自家用車で私服で乗りつけた警官も警官だが多勢に無勢で警官も正当防衛といふ気がしないでもない。少し前までなら警官が威嚇で天に向かつて一発放つただけで霧散した抗議者たちも今では一発の銃撃程度では脅しにもならず銃撃の後は逃げたやうで火炎瓶を投げてくる。警察も火だるまになりかねず拳銃落としたのに気づかぬほど動揺。暴徒の行動も明らかに進化してゐる。
MTRは前晩にどれだけ暴徒に狼藉働かれてゐようと翌朝には再開してゐる習慣で今朝も家を出たらMTRが全線不通ではないか。土曜とはいへ朝の通勤時間。路線バスは通常通り。さすがに九龍に渡る隧道巴士は混雑。だが地下鉄不通でも世の中けつかう何うにかなるものである。
R氏に招かれ銅羅湾の海岸にあるRHKYC(香港ヨットクラブ)で朝食。我ながら「それにしか食べないの?」の量だが朝から何うしてもソーセジとかベーコン、卵料理ですらあまり食べなくない。さすがにこゝは抗議活動とは別世界のやう。
海を眺めてゐると心が洗はれる。湾仔に出てモリソンヒルの公共プールに行くが芋を洗ふが如き混雑。週末はこゝは避けるべき。かうしてゐると抗議活動も何もないやうに香港の強かさを感じ入る。
林鄭が市役所の部長ら従へ週末カジュアルで緊急の映像を流す。昨晩の香港各地での暴挙に苦情並べ暴力活動の停止と市民にさうした活動からの「割席」訴へるが市民は少なくとも林鄭より暴徒に心情的理解が深い。林鄭のあまりの冷徹な表情。全く以つてダメな役人。マレーシアのマハティール首相にまで林鄭辞任すべきといはれる。
マスク禁止法施行したことで、それに反対するマスクした市民が多数、路上で抗議活動を始める。当然の帰結。林鄭はバカだから全てにおいて判断を誤る。
まるで戒厳令が敷かれ夜間外出禁止のやうな銅羅湾。だが映像とは怖いもので、この映像に人影はないが背後にはずいぶんと歩行者がゐたりもする。立ち入り禁止のところを写せば当然、人影はない。