富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

台南→高雄→台東→花蓮→台北

fookpaktsuen2018-07-05

農暦五月廿二日。夜中もずつと雨歇まず。朝も雨。台湾らしさ。早朝に旅荷まとめ六時半からラウンジで朝食のあと退房。今日は台北への移動。新幹線なら高鐡台南から台北まで1時間45分。だがいつも在来線。台北を10時半だかに出る特急は嘉義あたりでお昼で弁当頬張り午後3時前に台北到着で4時間15分。今回は台南から東廻り。台南を07:50発の自強101号は6分遅れ。途中駅の岡山は大雨で、新左營では、このあと高雄で乗り換への花蓮往きが始発で同じホーム反対側に待機中。高雄。20分程の待合せで自強303号に乗車。屏東を抜けるころに雨もあがり台湾南端・墾丁の半島の付け根の長い隧道を抜け太麻里站に出ると空は少し晴れ間も見え、こゝから内陸の台東に入るまでが鉄道が太平洋岸を走る絶景。台東からは水田が広がり列車は昼前に関山、池上と弁当でも有名な站を通るが駅舎改築と高架化でホームでの弁当販売もなく、それでも上手いタイミングで弁当の車内販売はよく売れる。台東〜花蓮間は内陸の平地で鉄道敷設は難しくないと思ふのだが、この区間だけがなぜ残されたまゝ台東以南が軽便鉄道とはいへ先に開通してゐたのか不思議。だが戦前でも当時は自動車交通も始まつてをり鉄道こそ不便な場所を結ぶ難工事でも敷設だつたのかしら。14時前に花蓮着。花蓮の站舎には列車待ちの太魯閣戻りの観光客多く40分後だかの台北往きの特急は2週間前でもう満席。15時半発の普悠瑪号(225列車)まで一時間近くあり花蓮は鉄道が市街から離れてをり市街に往復する時間もなく站周辺を少し散策。普悠瑪に乗り海岸線を眺め宜蘭、東北角の岬の隧道に入るため海岸線に別れ山沿ひに。台北ももうすぐ。基隆の港からの見慣れた台北郊外の風景。17時38分に台北着。10時間近くの鉄道の旅が終はる。捷運板南線で台北車站から善導寺(この駅の乗り降りは初めてかも)で地上に出て目の前のHotel Cozzi台北忠孝館に投宿。評判のバジェットホテル。スタンダードのコンフォートルームで予約してゐたが各フロア(スタンダード10室)に1室あるCozzi Roomにアップグレードして貰へる。部屋の広さは同じ28平米ほどだがレイアウトの違いでバスタブあり。部屋で旅荷解き急ぎの仕事済ませ出街。路線バスで毎度のことで台北に着いた夜は陸光小館。新しい経営者ゐて店員もお揃ひの黒いシャツに前掛け。路線バスで、珍しく乗り間違へて忠孝仁愛で乗り換へホテルに戻る。
台南→高雄
高雄→花蓮
台鐡弁当
花蓮台北
台北陸光小館