富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2018-01-04

農暦十一月十八日。御用始めで年末から静かだつた電話鳴り始めるがメールはまだ不況でありがたい。晩にカレーライス。昨日の昼もカップ焼きそばで、お節料理に飽きるとかうしたものが美味い。昨晩、Macには「かわせみ」導入したがiOS対応ではないやうでiPhoneには眠らせるゐたATOK久々に起こして使つてみる。これはこれで悪くない。Appleの日本語変換が昔に比べたら格段に良くなり彼が不得手とする点もいつの間にか許容してゐたが、やはり餅は餅屋で変換能力は専門には劣ると今更ながら納得。昔ならユーザ辞書の引継だけでもAppleのJLK(Japanese Language Kit←深水埗の黄金電脳商場でコピー入手してました、ゴメンナサイ)から「ことえり」へとか随分と苦労した記憶。それも今では15秒ほどでちょちょいのちょい。由紀夫さんの『小説家の休日』(新潮文庫)を少し読む。キザな書きぶり。太宰への大嫌ひと言つて見せての嫉妬。
日経平均大発会で一時600円超上げ。一瞬「これも安倍さんのおかげ?」と思つたが紐育ダウも高値で晋三のご加護じゃないとわかる。こんな今更バブルに浮かれてゐてもいゝのか。「本来、格差縮小の調整役となるべき政府(国家)は度重なる金融危機対策などを経て財政余力がほとんど尽きてしまった」と毎日新聞社説「マネー資本主義の行方〜人類の知が試されている」(こちら)。

相撲協会に色々と問題があるのはその通りだが、だからといって貴乃花が正義の改革者だというわけではない。一方、貴乃花に奇天烈な部分があるのは事実だが、だからといって相撲協会が常識的な組織であるわけでもない。でもって、両者を相対化しているオレがマトモなのかというとそんなこともない。(小田嶋隆