富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

高輪ゲートウェイ化

農暦十一月十六日。冬至。土曜日で官邸にて周末の残務処理。BGMにイーヴォ=ポゴレリチショパンを聴いてゐたが、これはBGMにならない。聴くだけでかなり集中力も精神力も消耗する。

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⇧「孤独が伝われば、それは孤独ではない」

本日快晴。気温摂氏25度まで上がる(観測史上20年ぶりの冬至の高温の由)。午後、官邸を出て歩いてゐると島南行きの路線バスが来たので気晴らしの消遣でリパルスベイへ。

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こちらに来たのは何年ぶりかしら。サウスベイの方まで歩く。沿岸は9月の台風被害甚大で未だに老木や古いコンクリート施設の残骸。夕方、バスでスタンレーへ。こちらも随分と来てゐなかつた。19系統の路線バスで筲箕灣。756阿信屋で食材仕入れ帰宅。当時なので、と家人が水餃子と湯圓を用意してくれてゐた。

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⇩数日前の毎日新聞中森明夫氏の「ニッポンへの発言」

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この「高輪ゲートウェイ化するニッポン」秀逸。「高輪ゲートウェイ化」とは
① 誰が決めたのかわらない(責任者不明)
② 一応、公募している(見かけだけの民主主義)
③ もう、決まったんだから仕方がない(あきらめ)
④ 今は炎上しているけど、すぐに忘れるさ(忘却)
⑤ その駅名に慣れるよ(慣れ)
このプロセスは森友加計問題でも公文書改竄問題でも、みんなこれで意識からの消失。大阪万博も。

水道事業の民営化や外国人材の受け入れ拡大や、この国の形を大きく変える重要案件が、ろくな討議もされず次々と強行決定されている。国会なんて単なるセレモニーさ……いや、もはやセレモニーであることさえやめたようだ。この調子で憲法だって改正されるかも。だが、本気の怒りや危機意識の声は聞こえてはこない。どうして、こうたったのか? 「高輪ゲートウェイ」化しているからだ。駅名なんてどうでもいい、大したことじゃない……こんな日常の小さなことに対する違和感の喪失、麻痺が、やがて大きな錯誤や悲劇へと至る(と歴史は教えてくれる)。まさに入り口(ゲートウェイ」なのだ。そう、地獄への道は「高輪ゲートウェイ」から続いている!

⇩こういうことがとても気になる。