農暦十月十五日。晴。
1990年代には香港経済の広東省への波及で珠江デルタ一帯が「グレーター香港」化すると声高にいはれてゐたが今となつては、これが「グレーターベイエリア」。もはや香港を核とした経済区ではないのである、実際。
澳門吉祥物 黑熊BoBo離世 https://t.co/qMdHuXzTpM
— 富柏村 (@fookpaktsuen) 2018年11月20日
マカオの二龍喉公園の老熊BoBo逝去。マカオの観光客も少ない旧市街で土葡料理のLidoで昼食をとると食後この公園を漫ろ歩き堀越しにBoBoを愛でてゐたが何年も前から老衰甚だしく外に出てゐたことのほうが珍しかつた。哀悼。
▼日産ゴーン会長逮捕:派遣切りの男性「労働者犠牲の巨額報酬」「体質改善を」- 毎日新聞 https://t.co/U5xb5WOINY リーマン・ショック後に派遣切りに遭った男性はゴーン会長が手にした巨額の報酬を「労働者を犠牲にして得た金だ」と憤る。ですよね? マルクスの指摘通り。 https://t.co/2YQhVMQFi6
▼北方領土交渉「2島かゼロか」与良正男(毎日新聞) https://t.co/05qa0yaTla
かつては政治家や官僚が「2島」と口にした途端に右派から「4島返還を捨てるのか」と「国賊」扱いされ身の危険にすらさらされたものだ。今回、一部で懸念の声は出ているものの激しい批判となっていないのは保守派が強く支持している安倍首相が進めているからだろう。これがリベラル派の首相だったらかつてと同様、猛攻撃されたはずだ。この意味で一種の「安倍効果」ではある。
私は懸案が一歩でも解決に向かうのなら評価したいと思う。ただし今回は、首相が言ってきた「新しいアプローチ」なる手法が行き詰まった末の譲歩案であることも見逃してはいけない。
さらに問題は仮に2島が返還されても元島民が語ったように「2島でおしまい」となる可能性が高いこと。そしてその「2島」でさえ行方は不透明だということだ。
安倍首相が会談で北方領土を非軍事化する、つまり歯舞、色丹が返還されたら日米安全保障条約に基づく米軍基地や自衛隊の基地を置かないと提案したことも報道で明らかになった。ロシア側の懸念を消そうとしたのだろうが、果たして米国は同意するだろうか。ロシアも最近は択捉、国後両島の軍事化を進めているのだ。
交渉の全てを明らかにせよとは言わないが、首相在任中の成果を急ぐのか、肝心な疑問点をごまかし、全て任せろと突き進む首相の姿勢が心配だ。