富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2017-05-18

農暦四月二十三日。晩に銅鑼湾。日本人倶楽部が今の場所に移転して食堂は「三菜」か奥の個室「すみれ」ばかりで高級な「さくら」は今晩が始めて。投資銀行系K君と寿司。箸持参のリスクは他の器と一緒にお盆ごと下げられてしまふ時で当方も酔つてゐるとそこまで気が回らないが今晩は洗つて拭いた上で奉書紙に包んで返してくれた。食事済んでもまだ九時でもう一杯とバーに誘はれたが朝四時すぎには起きてしまふ老人には夜が辛く辞去。
毎日新聞(明治150年)憲法制定(寄稿)瀧井一博(国際日本文化研究センター教授)伸縮自在な「不磨の大典」。
LGBTといふのが、どうもピンとこない。全盛期のウーマンリブとか桑港でのゲイの市民権運動は単体としてはピンとくるのだが。基本的に性に関することとはいへ性同一性障害と同性愛は別で、マイノリティかも知れないが、それの運動が合体することには該当者も違和感あるのでは。また結婚まで制度化を求めるか、そんなことお構へなしで、あくまで趣味のレベルで日陰の花くらゐで快適かも各人で感覚は別。一般的な同性愛者や女装家がLGBTから距離を置くといふのも理解できるところ。それよりも既婚者と単身者で社会的福利に差があることぢたいそもそも不平等ではないか。それさへなければ同性愛者でも「健常者」でも無理に婚姻「制度」上の結婚をする必要もないのに。