富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

La Nuit Française dans Vallée Content

fookpaktsuen2017-05-17

農暦四月二十二日。朝四時半くらゐに目が覚める。新聞の朝刊はネットでも朝6時更新で日本の新聞は香港では5時には見られるから、それまでSMSとか見ると知己のうち老人はすでに起きてメッセージのやりとりでお互い「こんな時間に起きてるし」と苦笑するしかない。そんなことをして5時に朝刊を開くと朝日新聞に晋三の加計疑惑が一面トップ。加計学園新学部開設「総理の意向」文科省内閣府が早期対応求める記録文書と。森友は所詮、冗談のやうな「たられば」が実現してしまつたもので亜流のアッキーゲートでいはば二の丸、加計こそが晋三本人が絡む本丸なのだ、といふ話で、森友が国会での論戦も食傷気味になつた頃に加計ネタのスクープが出るといふやうな話を耳にしてゐたが、それがこれか。天皇退位が宮内庁とポスト籾井のNHKによるクーデーターなら今回は文科省内の良心の呵責家(あるいは派閥争ひの腹黒氏か)が民主党朝日新聞と組んでの一打。森友は「忖度」で済まされさうだがこちらはあまりの具体的なデータ。晋三は「加計学園から私に相談があったことや圧力がはたらいたということは一切ない」と嘯いてゐたが。他の新聞も慌てゝ後追ひするなか晋三ペーパー=読売新聞のあまりに素っ気ない淡々とした記事(こちら)がおかしい。官房長官の記者会見で菅某の否定ぶりがいつになく焦り気味でこれもおかしいが東洋経済の記事(こちら)が興味深い。なぜ文科相からこの文書が流出したのか、そこには菅官房長官も絡む利権や「麻生vs菅」の軋轢もあるといふ。夕刊での続報、他紙の追ひかけ記事も読みたいが好天のなかハッピーバレー競馬場で今晩はLe French Mayに託つけた競馬開催で畏友京都B君と競馬観戦。アドレナリンといふ施設での観戦だが若者多く五月蝿く「君たち、競馬しなさい!」な雰囲気。その中でバーカウンターだけが真剣に競馬する私ら含むオヤジたち(残り3人は英国人)で、競馬場で競馬してゐるのに逆にヘンな人たちに映るから。単勝は全く当たらず複勝でどうにか±0の私に比べB君は穴馬のワイドでの儲けを最終レースの連複にどんと一点買ひで見事に当ててかなりの配当を得る。ご立派。終はつてB君の祝杯に付き合ふべきところもう19時間くらゐ起きてゐるので睡魔に襲はれ帰宅。