富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

農暦四月初七。
▼明日の憲法記念日を前に憲法施行70年「70年変わらない意味」と題してケネス・盛・マッケルウェイン(東京大学准教授)、駒村圭吾慶應大学教授)の憲法論(朝日新聞こちら)。戦後70年も維持されてきた恒久憲法を変へることの難しさを「単なる」改憲派の諸君は理解できるかしら。

⇧?は紱(正字)。「当時、台北の東側は再開発が進み、西側は問屋街に象徴される昔ながらの地域。西の代表が阿隆」「台湾では60〜70年代にアメリカに渡ろうとする運動が若者の間にあった。この映画は70年代の若者の心理をイメージしている」新しい時代の到来にもがく台湾の人々を鋭く描いた本作だが現地でも公開は4日間で打ち切られ日本では公開されなかった。「楊紱昌は時代の先を走りすぎていた。だから誰もついていけなかった」「時代の変化についていけない西の地域の人たち、すなわち阿隆は楊監督その人。純真だからこそ厳しい現実に直面した時の傷も深かった」侯孝賢曰く「楊紱昌は台湾ニューシネマを「良心の競争の時代だった」と話していた。とても優秀で純真な人で、この作品の撮影時も彼の純真な面をたくさん感じた」。そろそろ憲法を時代の状況に合はせ適宜改憲してもいゝのではないか?といふ時代があつた。読売は改憲試案を提出し自民党の2005年の第一次草案まで。世論も会見派が錆びついた護憲派を上回つてゐたものだつた。それが晋三のおかげで現行憲法に不足する点はあるといふ認識の国民も自民党の第二次草案はクソのやうなシロモノで晋三が力めば力むほど「こいつらに改憲を委ねると大変なことになる」と訝しがる。本当にありがたい。晋三のおかげである。