農暦二月廿五日。ネット通販で見つけたスヌーピーとピンクフロイドとのコラボTシャツ届く。The Dark Side of the Moonを眺めるチャーリー=ブラウンとスヌーピー。十数年ぶりに英国のブックメーカーにVPN噛ませて繋ぐ。香港でジョッキークラブが 蹴球賭博始めた際に海外のブックメーカー等と接続できぬやうにしてブックメーカー側から香港の顧客に今後利用できぬと通知あり。90年代の終はりから4年に1度の蹴球W杯で3度続けて優勝国的中しHKD500で始めた賭けが20倍ほどになつたところでお終ひ。今も香港ばかりか日本もクレジットカードが繋がらず肝心の軍資金が簡単には送れぬやうになつてゐるが手立てもありの由。今晩のハッピーヴァレイの競馬はHVの夜競馬で珍しくClass-1で重賞(Happy Valley Vase)あり。モレイラ騎手騎乗のMarvel Heroが1800mの競争で2位を4½馬身差の1.48.05で圧勝。1番人気で2.8倍のオッズはごちそうさま。HKJCのアプリがかなり進化してゐて新しいアプリはそれ1つで出走馬の詳細の情報からオンタイムのオッズ、投票から実況中継まで万能である。しかも他のアプリを開いてゐても中継が画面の隅で見られるといふオマケつき。
▼週末は茶番の行政長官選挙。欽定で既にCarrie Lam当選のところ。3人の立候補者のうち市民の間では最も支持高き候補(John Tsang)は落選し最低の指示と最大の反発の候補が当選する不条理。その選挙で驚いた話が一つあり。週末に海外でかなり重要な行事あり当然出席かと思つてゐた方が、それに参加せず週末は香港といふ。彼の夫人から行政長官選挙で「投票しなければならない」と聞く。選挙に対するそこまで実直な姿勢とは。数百万の市民に投票権がなく投票資格有するのは千余名の選挙人だから市民の代表として投票は棄権できないと……まさか。彼も北京中央の意を汲み特定の候補(Carrie Lam)に投票しなければならない駒の一つか。その重要な任務で棄権などしようものなら今後のビジネスや社会的立場に大きな損益に。
▼敬宮愛子様学習院女子中等科卒業にあたり記念文集の「世界の平和を願って」(こちら)。
唯一の被爆国に生まれた私たち日本人は、自分の目で見て、感じたことを世界に広く発信していく必要があると思う。「平和」は、人任せにするのではなく、一人ひとりの思いや責任ある行動で築きあげていくものだから。
「平和」についてさらに考えを深めたいときには、また広島を訪れたい。きっと答えの手がかりが何か見つかるだろう。そして、いつか、そう遠くない将来に、核兵器のない世の中が実現し、広島の「平和の灯」の灯が消されることを心から願っている。
父君からの申し送りのやうに祖父の御帝から続く戦後皇室のリベラルな姿勢。まさに岩波、朝日的なこの考え方が晋三ら革新革命家らには気に入らぬのだらう。皇室をそのリベラルのシンボル化したくなければ女帝といふ選擇に抗ふところか。やはり気になるのは秋篠宮が皇室でどのやうな存在で何を考へてゐるのか、そして悠仁親王なり。
▼映画『ムーンライト』が今月末から日本で上映となるが朝日新聞の夕刊に広告が全面で8頁。本誌も8頁で同じ量の広告。やりすぎ。いゝ映画ではあるが「この映画を見終わって映画館を出る時には人生が変わっている」なんてローリングストーン誌の評が出てゐるがアタシはこの映画を見て映画館を出ても何も人生が変はつてはゐなかつた。
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@fookpaktsuen: (天声人語)治安維持法の下の暮らし URL