農暦十二月廿一日。早晩に中央図書館。家人との待合せに時間あり近くの文簿具社（Journalize）に寄る。数年前に香港大学の文具好きの学生さんが始めた文房具屋で筆記具と帳面を主にかなり拘つた商品並べ大したものだと思つたが果たして香港で家賃払ひながらやつていけるのか、だが今日まで立派なもの。但し悲しいかなカラーマーカーやシャープペンの芯など品切れのアイテム多く品薄で開店当時に比べると疲れ目立つ感あり。とにかく家賃さえ抑へられゝば。コンビニで小瓶のぶどう酒贖ひ図書館横の廣場で立ち飲みしてゐると家人来る。中央図書館で「在乎山水之間─歐陽乃沾作品展」参観。香港の街角の風景を本当に見事に描き出す風景画家。御年八十五。会場で歐陽應霽君に邂逅。下手すると十数年ぶりか。應霽君の話ではお父上は健康で今でも毎日のやうに出街してデッサンに励んでゐるといふ。健康で体力もさることながら頭脳明晰で應霽君曰く毎日の描画で手先から脳へ神経を伝はる刺激があるし一筆一筆への集中が気功のやうなものなのでは。乃沾先生は絵だけでなく独特の筆致の書も亦た好し。
信徳街の彩雲南に飰す。太古城中心で帰省土産の菓子贖ひ岡田屋に寄り新しいJAL Card受領。今は岡田屋（Aeon）と提携するJAL Cardだが最初のデザインが「あまりにAEONすぎた」感あり。ANA香港カード（大新銀行提携）と比べると遜色あり。それで？なのかオリジナルのJAL Cardと同じイメージで新カード。アタシの場合はJAL Cardは専ら岡田屋での食品購入でANA Cardは日本人倶楽部の消費だけでどれくらいマイルが貯まるものか。飛行機系のカードといへば今日、シンガポール航空よりメール届きKrisFlyerが銀→金に昇格の知らせ。昨年夏にCXのMarco Polo Clubの規則見直しでずっと親しくしてきたCXに愛想つかし香港市民としては宿敵？新加坡のSQの軍門に下つたが今回は幸運にも簡単にStar AllianceでGoldのステータスを得てしまつたことに。偶然だが今日はCXが委託の調査期間から昨年のCXの規則見直しについてのアンケートが届いたので酷評を送り返す。
▼天皇生前退位につき
藤田宙靖先生曰く「定年のように「退位させる」ための要件ではなく「退位を可能にする」ための要件設定なのですから」（朝日新聞、こちら）。
国家はさまざまな「罪」を抱えこんだうえに成り立っていますが、陛下は「象徴」として、それを自ら原罪として背負い、いわば贖罪の旅を続けてこられた。
といふ認識は片山杜秀先生の指摘する天皇の「国見」と合ひ入れるものがある。毎日新聞の田辺佑介記者の指摘も参考に。この天皇退位がいきなり政治日程に乗り衆参両院正副議長は特例法の国会審議で与野党対立回避のため積極的な調整に動き始め（まさに超法規的措置）晋三の官邸は平成30年で終ひ元旦改元と新天皇即位に動くが宮内庁長官が元旦は本来皇室の伝統的行事に繁忙で当日の改元即位は無理と苦言。元日には四方拝だ歳旦祭などあるため。久ヶ原Ｔ君はこの問題が露見される前から
平成30年12月15日「賢所御神楽」当今様最後の御奉仕→22日「冬至」御譲位・新帝御践祚→23日「上皇様御誕辰祝賀」→翌年元日改元
と指摘は卓見。また４月が「明治以来の」新しい伝統で官公庁や学校など（会計年度に合はせ！）新年度で新天皇即位と改元もそれに合はせるといふ提案もあるやうだが原武史先生によれば11月の新天皇による大嘗祭に間に合はないのは２月からその年の新嘗祭、大嘗祭の準備が始まるからださう。そこで思ふのだが、その年の新嘗祭の準備が２月から始まるといふのは旧暦でその年初から始まつた名残り。そもそもは四方拝などの元旦の行なひも明治年初までは旧暦正月元日だつたわけで伝統行事は全て（端午の節句までも）旧暦に戻せば良いのではないか。
@fookpaktsuen: （トランプ「二つの人格」疑惑）攻撃的なメッセージはトランプ氏本人がアンドロイド携帯で、前向きな内容や宣伝は陣営関係者らがアイフォーンで投稿している可能性が高い。 URL URL
