富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

早く片付けてほしい

fookpaktsuen2016-09-17

農暦八月十七日。三連休のやうだが厳密には今日は普通の土曜日で銀行等半ドン。終日残務整理。三時のおやつにポッキー開けたら1本だけ逆に入つてゐる。実はいつもそうだつた?……そんなはずがない、と思つたら、やはりかういふことが稀にあるらしい(こちら)。盛夏のあと初めての湯豆腐。お茶うけにSunny Hills(微熱山丘)といふ台湾のパイナップルケーキにゴディバオランジュを蠢めくやうに添へて。台湾には数許多たある鳳梨酥の店だが、この店はセンスの良さも含め評判となり東京は南青山の隈研吾設計の店舗から香港、シンガポールまでのんびりした展開(こちら)。
辺野古への基地移転、福岡地裁で国が勝訴。これにつき沖縄北方相の鶴見某「早く片付けてほしい」とコメント(こちら)に呆れて言葉もなし。更迭に値す。基地問題に賛否両論あるのは当然だが、こんなのが大臣してゐることを赦すとしたら民度の低さ。横浜市栄区では市民団体の紹介文を区が無断書き換へ「原発のない社会」を「再生エネ社会」に(こちら)。誰に強制されたわけでもないのに、かうした「配慮」する社会だから体制翼賛になりやすくて怖い。体制を批判せず自ら隷属する民草。
ブルボン小林の末端時評(朝日)ドサクサ、そこにマリオ?(こちら)より引用。

スーパーマリオのように土管でワープできれば一瞬ですが、そういうわけにもいきません」。9月5日、中国・杭州での主要20カ国・地域(G20)首脳会議閉幕後の夜にあった、安倍晋三首相の内外記者会見中の言葉である。(略)半月ほどで、リオデジャネイロ、ナイロビ、杭州など世界中を精力的に飛び回って外交していることをアピールする中で出てきた「例」だが、唐突だ。他、会見のどこにもジョークや比喩や、くだけた逸話はちりばめられていない。いたって真面目な原稿の中に、どさくさで一カ所だけ急にマリオの例え。(略)G20会見でのマリオの引用は、飲み会でちょっとウケた冗談をすぐ後の二次会で繰り返す上司をみるような気恥ずかしさを抱かざるを得ない。(略)稚気やユーモアさえ、配慮で「調整」しなければならないなんて大変だ。そもそも自分が心から発揮出来る稚気やユーモア以外、無理にねじこまなくてもよいと思うんだが、そうすると「相変わらずの退屈な会見」と言われてしまうのだろう。