富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2016-09-02

農暦八月初二。陰暦の月初が陽暦のちょうど1ヶ月遅れの今月。天気相変はらず不安定。日に幾度となく驟雨。晩に某学校の校舎増築の竣工祝賀に招かれ末席を汚す。早晩のレセプションから酒が振る舞はれ祝賀イベントの後の学校見学も客はグラス片手に。各々の特別教室では担当の教師と中学生が施設説明してくれるのも酒酔ひ相手。後半は祝賀会場の体育館にはジャズが流れ保護者や卒業生もグラス片手に和やかなムード。「日本人社会では」考へられないが羨ましいかぎり。同席のA氏に誘はれ天后の「雪」といふ日式料理。メニューの日本語はナンチャッテだがご亭主に最後に「ウヰスキー、飲みますか?」と尋ねられ頷いたら供されたのがAuchentoshanで一見の客に「もう、これで友だちだから」と言はれ何ともありがたい。ご亭主は35年前に「なだ萬」で修業して……といふ話から大関(その後の大阪)、柳生、大和といつた昔の日本料理屋の話となる。
▼英国のソフトパワー毎日新聞、西川恵)。

英国のソフトパワーの一つは潜在的な可能性や魅力あるものを見出し、それを編成し直して普遍的なものにする力である。自由貿易、競争ルールの下でこそ、このパワーは発揮される。創造性、それをやがて世界中のマーケットに浸透させてしまう説得力。加えてジャーナリズムの世界的な影響力。

ワイン、リゾート開発、オートクチュールまで英国あつてのもの。確かに。