富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

我要港獨

fookpaktsuen2016-09-01

農暦八月初一。雨。財政難の後かなり親中色強まつた新聞〈成報〉が昨日、何の変哲か俄かに「港独の動き強まつたのは行政長官CY梁の失態の所為」と反政府的怒号。倒産寸前で少しでも起死回生と転向か*1。明日が釋迢空折口信夫大人六十三年祭ご命日で即ち今宵お逮夜、と久が原T君より教はる。
あはれあなおもしろと夜をつぎし神の遊びにならふすべなきか 迢空
晩に銅羅湾。新斗記。東京より香港政治専攻のK先生来港でS嬢の仕切りで業界筋集まり週末の立法會選挙のことや「港獨」のことなど四方山話。なにせアタシは今回の選挙は立候補者の顔ぶれすらわからず各党派の勝敗予測すらピンとこない。
▼劉健威兄が昨日の信報に「我要港獨」と書いてゐる。しかも「香港独立ではなく香港島独立だ」と。香港島が九龍に比べどれだけ優れてゐるか、と執拗に並べて「重要なことは自分が香港島の住人だから、さう思ふのだ」「九龍のことには干渉しない」と。これは極端な命題だが、とした上で

才兩年前,最重要的政治議題是什麼?是「我要真普選」,但現在,大家在談論「港獨」還是「真普選」?
兩年前「佔中」,叫得最響亮的口號還有「毋忘初衷」,現在,「初衷」丟到哪裏去了?
爭「真普選」、爭民主,會得到大部分港人的認同,也會得到最廣泛的國際支持;「港獨」是走偏鋒,議題提出來,首先就分化了香港人,又筯加了和內地人的對立,跟着失去國際支持。所以這所謂「獨立運動」,實質是個「自我孤立運動」;因為偏離現實,又糢糊了「我要真普選」這樣尖銳的政治議題和分化了民主運動,所以對當權者威脅有限,他們口頭反對,「心實喜之」。因此,「港獨」運動難保不是當權者暗中策劃,用以抵消「真普選」民主運動的陰謀;起碼客觀上起了相同作用。
假如這真是年輕激進者的想法,我希望他們重新思考的是,解決香港問題,到底該是「脫中」還是「脫共」?
對大眾而言,在這人鬼難分的時空該知道「毋忘初衷」是多麼困難,又多麼重要。

2年前の政治的要求は「普選実施」だつたものが香港独立、それもまるで実際の中国からの独立のやうな主張になつてゐるが初衷忘れずべからず、と。

*1:この成報変節に中共系紙が一斉に成報社主の昨年の雑税等で中国で国際指名手配等と非反論攻撃。中共に追はれる身となつた成報社主が政府攻撃で憂さ晴らし……といふ結論になるのかしら。