富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

四ヶ月ぶりの台北

fookpaktsuen2016-07-14

農暦六月十一日。早朝に雷雨。雨が止んだ隙に家を出て空港へ。恐らく初めて、でEva Air台北へ。ずっとCXだつたがスタアラでSQのプログラムに乗り換へ台湾便はEvaとなる。A321-200で簡素な機内。一応ビジネスクラスなる席は8席。まぁ一時間だし。空港から時速130kmで飛ばすタクシーで出先へ。須磨帆で日本の防災警報が鳴り何事か、と思へば郷里で1時間に80m超の豪雨の由。母に電話すると窓から外が見えないほどで雨が地面叩きつける轟音が家内まで響く、こんな雨は生まれて初めて、と。夕方、南京東路のWestin Taipeiに下榻。シェラトンのSPGのゴールド会員だつたのだが、これも使ふのは初めて。クラブフロアで洗濯がNT$1,000までクレジットされてゐるのが一番の特典か。路線バスで中山へ。元米国大使公邸(光點台北SPOT-Taipei)は中山北路にあり何度も前を通つてゐるが入つたのは初めて(珈琲時光がある)。今日は「初めて」が多い。裏道に小綺麗なブティックやヘアサロンなど並んで青山か原宿のやう。中山北路の路地を入つたところにある笹鮨。台湾風の?美味い鮨をつまむ。
▼晋三が進める政策に「期待のほうが大きい」は37%で「不安のほうが大きい」は48%とほぼ過半数。それでなぜ、あの信任選挙の結果となるのか。経済優先といふが今年度の実質経済成長の見通しは1月の1.7%から0.9%に下方修正。あきらかに国民の精神分裂。
▼聖上の退位思し召について宮内庁は否定したが官邸では天皇の意向尊重し已に法整備等の検討を初めてをり早ければ来年の通常国会で必要な改正を進めたい考え、と毎日新聞。この退位発言がマスコミに流れ晋三もそれを知り驚いたといふが、この驚いたは思し召初めて知つたのではなくリークについてか。そのリーク元は宮内庁なら急かしでなるほど、な話。新聞は参院選の結果など吹っ飛んだ形で、この天皇退位取り上げるが識者の声ではさすが毎日新聞加藤陽子、保坂正康、半藤一利原武史と見事な人選で真っ当なこと語らせてゐる(こちら)。

政策の真面目さ、安定性など考へると個人的には宇都宮さんだ。