富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2016-06-12

農暦五月初八。雨。よく降つて止まず。ジムまで行きトレッドミルで走る。昼前に北角。渣華道街市でドリアンを贖ふ。この夏初めて。午後は自宅でごろごろ。これが一番の静養か。
不破哲三共産党前議長「70年代の自民党は傲慢ではなかった」と日刊ゲンダイ紙上で(こちら)。

共産党は1972年12月の総選挙で39議席を確保し「躍進」といわれましたが共産党の得票率が10.5%だったのに対し自民党は46.9%。投票率は72%でしたから計算すると自民党に対する有権者の支持率は33.7%ありました。昨年末の総選挙の自民党の支持率は17.4%ですから今よりもはるかに力を持っていたわけです。しかし今のように「1強」と言って傲慢な姿勢は決して取りませんでした。この点が40年前と今の政治情勢の一番大きな違いだと思いますね。
70年代の自民党政権は強かったが好き勝手にやれば国民の信頼を失うことを理解していました。しかし今の安倍政権はそれが分からない。「丁寧に説明します」と丁寧に言うだけで何も説明しないし沖縄の辺野古の新基地建設でも全県民を敵に回しても「粛々と進める」と言っている。この鈍感さは大変なことで今の政治状況はかなり危険水域にあるとみています。

日刊ゲンダイ共産党の元議長が良識ある立場としてインタビューされる時代。それを参院選での野党統一候補に警戒する晋三は「民進党にもれなく共産党がついてくる」と今だに民草のアカ嫌い、「反共」でアッピールするが共産党に対するアレルギー反応は以前ほどではないこと。「自民党にもれなく晋三がついてくる」ことのほうが「民共」よりよっぽど「イヤな感じ」である。
▼自民・村上誠一郎議員が日弁連主催の安保法制反対集会で自民党執行部を「あまりに傲慢」と批判。弁護士ドットコムニュースに発言全文あり(こちら)。

特に私は、柳澤先生(※集会で講演した元内閣官房副長官補の柳澤協二氏)に申し訳なく思っているんですが、昔の政治家は、柳澤さんのようなきちっとした議論をみんな聞く耳を持っていました。ところが昨今、やはりこれもマスコミの人に反省してほしいんですが、小選挙区になって、公認と比例と、人事まで党幹部に握られてしまって、なかなか昔のように自分の考えていることが言いにくくなってしまいました。
もっと反省してほしいのは、特定秘密保護法のとき。28年前には(※1985年に国会提出されたいわゆる『スパイ防止法案』について)、大島(理森)さんや谷垣(禎一)さんまでが「おかしい」と言って廃案にしたんです。ところが(2013年の特定秘密保護法については)、いちばん被害を受けるというか、当事者であるマスコミの人たちが、最後の総務会で私が指摘するまで、誰も指摘しなくなった。
それからもう一つ、バッジを付けている先生方も反省してほしいのは、去年の公務員法の改正ですよ。私は最後まで反対した。なぜならば、600人の人事を全部官邸に持っていった。こうなれば官僚諸君は、もう正論も本音も言わなくなるよ。私は最後まで総務会で抵抗したんですが、これも官邸の意向ということで通ってしまった。案の定、それから、公務員は正論も本音も言わなくなりました。
もっと重要なのは、そのように外堀を埋められるために、今回の安保法制について、本来いちばんモノをいわなきゃいけない国会議員が、口を閉ざしたままになっている。

  • 報道の自由ランキングで日本が70何位まで下がったというニュースに某テレビキャスターは「政権を批判しただけで投獄される国が日本より上」と文句をつけた。しかしまさに「批判しても投獄も暗殺もされないのに批判できない」その姿勢こそがランクングを下げているのだ。(略)若い世代に。未来は変えられる。原発事故の放射能で生まれた土地に住めないなんて嫌だ!戦争に行かされて人を殺すのも殺されるのも嫌だ!体を壊すほどに働いても普通の生活ができないなんて嫌だ!既得権にあぐらをかく大人たちにNO!を突きつけて慌てさせる。痛快じゃないか。さあ始めよう。(赤川次郎
  • 現状の経済実態では消費増税は無理、だからといって経済実態がぱっとしないと認知できない。だから、やれリーマンショック前だの、内需の腰折れ回避だのと苦しい屁理屈から屁理屈に。これではまるで下手な義経の八艘飛び。こんなことを繰り返していると、そのうち飛び移り損ねて溺れ死にする。(浜矩子)
  • 民進香川県参院選は自主投票で共産支援見送り。「アカの代議士支援」なんて香川じゃ無理、無理。
  • 米軍属による事件に抗議の県民大会に公明不参加。「オール沖縄」に対して自民党の不参加は当然として公明党もはやダメ。