富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

リーマン前夜

fookpaktsuen2016-05-31

農暦四月廿五日。今年初の猛暑警報発令。香港でキクマサが手に入らない。陋宅からキクマサの一升瓶が消えて何ヶ月経つたかしら。岡田屋(Apita)はキクマサがないどころか太古店は大規模改装中で酒売り場は極度の縮小してゐるし「あっ」と思つて大埔に出かけたついでに大圍の張記国際洋酒に寄るとキクマサ在庫あり。すでに酒友とブランデーでかなりいゝ感じに出来上がつてゐる社長と大圍の旧店舗閉めてから此の旗艦店に来た二代目に「很久没見」でご挨拶。キクマサは正規の問屋から入らず日本の取引先からの平行輸入の由。晩に久々にビデオニュース・ドットコムを見る。伊勢志摩サミットについて「リーマンショック前夜」を裏付ける資料を作ったのは誰か、未遂に終わったサミットを国内政争の道具にする計画……と題はかなりセンセーショナルだが、このリーマン資料は官邸主導で経済産業省から出てる政務秘書官らによる作品なのは明らか。だがこの番組では民進党が外務省政策課の首席事務官を呼びつけて質す映像が主。

民進党のチームに呼ばれた外務省経済局政策課の浪岡大介主席事務官は、資料の作成者は誰かを問われると当初、「自分も直前に見せられたので知らない」と回答したが、途中から事の重大さに気づくと前言を翻し、「自分たちが作ったものだが、詳細は言えない」との回答を繰り替えした。同じくヒアリングに呼ばれた内閣府の月例経済報告の担当者は、サミットで配られた資料の内容が政府が正規に作成した世界経済の現状認識とは大きく異なることを認めた上で、内閣府は問題となった資料の作成には関与していないことを明らかにした。同じくヒアリングに参加した財務相の担当者らも、「サミットのことは外務省に聞いてほしい」と繰り返すばかりだった。(BLOGOSより、こちら

サミットとはいへ、この外務省の担当官など晋三主導のむしろ被害者で、そこをトカゲの尻尾切りの如く糾弾してみせる民進党も大丈夫か?と情けないかぎり。
▼消費増税。晋三が麻生漫画太郎キャピトル東急ホテルのORIGAMIで酔はせ太郎合意でなよ/\谷垣も封じ込まれ「自民党与党であること」だけが題目の公明党も折れて消費増税延期決定。民草は国と地方の借金が1千兆円越す厳しい財政よりも、それより目先の消費増税延期に安堵。そも/\企業と富裕層優遇の税制を自民党に許して、と思ふと低い民度に言葉もなし。数日前は消費増税延期に多少は疑問呈した日経も目先の景気優先で「財政健全化目標を維持」と晋三煽てるが消費増税も大胆な税制改革もなく、どうすれば財政健全化ができるのか、中1の思考力以下。