急に秋めく

農暦八月廿九日。先帝を何処だか室内型テーマパークにお連れする夢を見る。雨。陰暦八月も末、寒波到来。気温摂氏20度下回る。アーケード潜り近隣のジムに赴きトレッドミルで半時間走り蒸し風呂に浴す。午後、井上章一『京都嫌い』（朝日選書）電子書籍で読む。京都ってさうなのねといふ程度の軽い読み物だが（九日の日剩に要旨綴った）敗者鎮魂（密教）が明治で勝者称賛に変はる文化論は面白い。尤も「京都嫌ひ」からは随分と論は飛んでゐるのだが、この著者でさうした展開はよくあることか。雨歇む。家人と鰂魚涌。太古坊で秋恒例の市場始まる（先週末は台風で取消し）。テント大型化して通路もカバーされたが有機野菜からパン類、酒まで押し並べて高い値付け。郷里の鴻巣は木内酒造のエールあり飲む。鰂魚涌公園からワンワン公園に抜け遊びまわる犬を愛で北角。潮州人相手の真真美食で潮州らしい地味なおかずでご飯。翠苑甜品專家まで足をのばし絶品の腰果糊＝カシューナッツの汁粉を啜り帰宅。画像（右上）は今日の福岡は大濠公園の青鷺（久が原Ｔ君より借用）。大濠に敗荷のなか鷺一羽

京都ぎらい (朝日新書)