富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2015-07-21

農暦六月初六。雨空。乗ったタクシーで相変はらず映像モニタ五月蝿いが客がタブレット充電できるUSB端子まであり。胃の具合は少し回復で晩におぢや啜る。写真は国立競技場跡地(都新聞夕刊より)。
▼アタシにとつての香港の最初の印象の一つが新聞の数の多さと一紙の厚さ。それが毎日手にとる蘋果日報も日に日に薄くなつてゐる。新聞は一紙二紙と廃刊続き雑誌も天安門事件のあと「李鵬のアホ」と黎智英が発行した『壹周刊』皮切りにゴシップ誌賑はつたが、その黎智英=壹傳媒のゴシップ週刊誌『忽然1周』八月初旬で廃刊の由。芸能人ネタでのお下劣さは大したもの、何といつても香港政府民政事務局局長だつた林煥光が『忽周』の「六本木不倫旅行」スクープで辞職したほど。『忽周』と合本の『飲食男女』誌は今後『壹周刊』と合本になるらいしが『壹周刊』も発行部数減少。壹傳媒の場合、蘋果日報の反権力、反中スタンスで李嘉誠相手でも歯に衣を着せず、で財閥系企業の広告掲載少なく発行部数減少に合はせ広告収入減少で霜上加雪。
▼香港政府で民政事務局局長・曾紱成が突如辞任(問責制の官僚=非公務員)。1967年反英暴動で有罪、で懲役刑、左紙・大公報の編集もしてゐた極左人士で行政長官が貧官曽の時にこれを民政トップに採用も驚かれたが当代の行政長官・隠れ党員梁と仲違いでもあつたのか中聯辦も関与の更迭なのか、知る術もなし。公務員事務局局長訒國威も家庭の事情を理由に離任。