農暦五月廿五日。台風「蓮花」昨晩十時すぎにはシグナル8→3になつてゐたさうで(寝てゐたので知らず)夜半はかなり雨風強まり早朝は雨残つたが昼前には台風一過で快晴。晩に山頂の某氏邸で晩餐あり家人と末席汚す。
▼新国立で文科相下村某が安藤忠雄に「堂々と発言して」と注文。ハディッド案選定の張本人が逃げ隠れも卑怯だが安藤が出てきて国民に謝ったところで何の解決にもならず。だが安藤がハディッドに対して「わしが悪かった、堪忍してや」で「代わりに俺が造ったるわ」とか。お得意のコンクリート打ちっ放しで、あの規模の建物では前代未聞、ハディッド縮小案と同じくらゐのコストかかつたら困るが「選考しっぱなし」よかコンクリ「打ちっ放し」のほうがマシ……と言つてゐたら安藤忠雄の新国立案のスケッチ発見(笑)。
▼新国立の総工費2,520億円でできることは被災者の仮設住宅なら一戸730万円で34,500戸余。JRの大船渡線と気仙沼線の復旧は具体化せぬまゝだが費用は1,100億円、生活保護で家賃にあたる住宅扶助は3年で190億円削減予定と、生活に必要な費用が捻出できない中での新国立。松原隆一郎・東大教授、文科相下村某の国際コンペの結果を白紙化することは国際的な信用問題になるから計画通り着工といふ説明に対して日本に対する国際的な関心といへば「明らかに福島原発事故の処理」であり、その復興だらう、それが来るべき大震災への備へも自治体の財源に頼るのが実情で、そこで新国立か、と(東京新聞)。それを森元首相は建造前から「2020年五輪のレガシーとして50〜70年先も使える名所にしたい」と宣ってみせたが1964年の国立競技場が戦後の復興と経済成長続ける日本の象徴的建造物であつたのに対して新国立は最初から巨大な廃墟になること約束されたやうなもの。ある面、日本の「国のかたち」の無さの象徴か。
@fookpaktsuen: 「米が呼び出し」虚偽か2009年に普天間移設で外務省 - 東京新聞 URL
@fookpaktsuen: 吉原の女帝が見た色街の戦後70年:都新聞 URL 吉原で艶業60年の高麗きち刀自(94)の口述。この記事で吉原が「社会と隔絶した特殊な歴史」と書く記者は青二才か、何もわかっていないよ。