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農暦五月十九日。昨晩深更まで珍しく痛飲でも朝六時過ぎに目覚める。コンビニで鶏精、レッドブルにアミノギアで強制リセット。朝イチで北角碼頭。常無常人氏の尊顔拝す。暫し立ち話。福砂屋のカステラ頂く。周末だが官邸で残務整理。昼に銅羅湾。昼前から行列の一蘭で痛飲翌日のらーめん。午後、家人と金鐘で待ち合わせAsian Societyで奈良美智の作品展。Pacific Placeに戻りSathaby’sで荒木経惟らの写真展。家人も昨晩痛飲で二人とも歩いては腰かけ、歩いては腰掛け。路線バスでミッドレベルに上がり奥林グラエコ埃及珈琲で珈琲豆贖ふ。まだ夕飯には早すぎる午後だが胃腸の調子今ひとつで羅富記で粥を啜る。中環のペダービルにあるGagosian GalleryでBalthusの作品展。バルテュスは没後、令夫人・出田節子の露出が目立ちピカソがバルテュスを「20世紀最後の巨匠」と称へたさうだが、なぜかそこまで、の神格化。アタシには何がそこまでいゝのかしらさっぱり、で理解不能。今日は奈良、アラーキー、バルテュスとヘタウマの巨匠三連発か。痛飲翌日は全く体力なしで足の脹脛の痛みがひどい。早寝。
▼上海での株価暴落。過去３週で株価総額で21兆元蒸発、中共は大手証券会社に命じ1.7兆元の市場介入で火消しに躍起。SCMPのデータによると暴落の株価総額はUS2trilliion（２兆ドル）この額は希臘のGDP（2014年）の10倍で蘋果電脳の市場価値の３倍。中国の株式市場の特色は９割が個人投資家、直近の１四半期で株売買のための口座開設者の67.6％は義務教育レベルの所謂「低学歴」で、大学生の３割が株に投資、その1/4が５万元以上を投資。９千万人が株に投資してをり、その内５月１ヶ月で1,200万人（希臘の人口は1,130万人）が新規参入したが投資ブーム白熱で６月23〜26日の４日間で2,650万人も新参（この大部分が散財か）。多くの投資は借金で利子を株の売却益で済ませようといふ算段、俄か投資のための貸付額は2.3兆元に達しGDPの3.5％の由。