富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2015-05-23

農暦四月初六。大雨。香港島でも夕方には70mm超へる雨量で赤雲警報発令。そんな雨のなか雨雲途切れるのを縫ふやうに香港一周の出先仕事済ませ夕方から山頂の某邸にてパーティあり末席汚す。乙な酒肴に合はせロワールのCuvée de Boisfleury Pouilly-Fumé 2013年、ClonakillaのHiltops Shiraz 2015年、赤はIl BorroはPian Di Nova Toscana Syrah Sangiovese 2012年とCol d’Orcia Cabernet Sant’Antimo Olmaia 2010年飲む。食後にデザートワインとして大吟醸手取川)の冷酒振舞はれたのは素敵。
▼橋下退場につき反橋下で執拗に批判続けた想田和弘監督、朝日新聞

大阪都構想が実現しなければ大阪はダメになる」とまで主張していた政治家が、「本当に悔いがない」「幸せな7年半だった」と笑顔で語り、彼の言葉通りならばダメになってしまうはずの大阪を全く心配していないように見えるのはどういうことなのでしょう。結局、住民投票は大阪のためではなく、彼個人のための私的な勝負事にすぎなかったのではないでしょうか。

とコメント(こちら)。想田監督が、橋下が民主主義をあれだけ弄んでおきながら惨敗会見で民主主義を「すばらしい政治体制」と語り「報道の自由は絶対に守らないといけない」と述べたことに対して、この手法を模倣してゐるのは晋三や日本中の政治家であり、それは「民主制の危機」を意味する、と。同じ記事で西川のりお師匠が橋下に絶対に政治家続けたりテレビでコメンテーターになるな、大阪の伝説になれ、と。それは阪神が三位でも「ようやった」と許してしまふやうな大阪に喝を入れた、ぬるま湯に浸かつてゐてはいけないといふことを大阪人に教えただけ功績があるからだ、と。大阪で住民投票であれだけの投票と接戦を生んだだけでも価値あり、と。民主主義とは何か、といふ点で想田監督の指摘に通じるところあり。