富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2015-05-22

農暦四月初五。雨。久々に真っ直ぐ帰宅。日没前で明るい。ドライマティーニ飲み夕食でJasper Hill Cornella Vineyard Grenache 2012年。
▼日経でエズラヴォーゲル先生が日本に対して政治指導者の質が課題とした上で対中・対韓関係の改善に言及。

必要なのは改めて謝罪することではなく、これらの国の人々が経験した苦しみに対して日本の国民が思いやりと理解を示し、日本の責任を明確に認識することだ。中国と韓国の人々は日本の若い世代に対し、自国がかつて引き起こしたことを知り、優越感を捨ててほしいと願っている。
今年は戦後70年の節目の年であり、このメッセージを国民と世界に向けて発信するのにふさわしい。「慰安婦」問題が重大な意味を持つのは、苦痛を味わった韓国女性自身もさることながら、彼女たちが、日本の占領下で抑圧に苦しんだ人々や、戦争中に日本に連行され奴隷同然の強制労働をさせられた人々の象徴となっているからだ。日本の若い世代は、こうしたことをもっと教えられるべきである。
戦時中に日本が中国で犯した行為についてもそうだ。中国や韓国で流布している「日本の残虐行為」に関する説明の多くが誇張されており、歴史的事実を正確に反映していないことは確かだ。だが日本政府がその「訂正」を試みたら、一層の反感を買うだけだ。諸外国の誤解は、学者など民間人が正すのであれば、政府が取り組むよりも外国人にとって受け入れやすいだろう。

こんなことを今更、親日派の米国碩学に言はれなければならず、更にそれを倣ふこともできぬ日本とは。