富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

アジア投資銀の衝撃

fookpaktsuen2015-04-14

農暦二月廿六日。快晴。昨日は湿度が35%だつたさうで朝食の焼き海苔が萎えずパリッとしてゐて多湿に慣れた肌は脹脛がことに痒感で荒れガサ/\。鼻孔まで痛む。固定資産税の請求書届く。四半期毎だが今回から政府黒字で日本円で2万円ほどの減税措置。何回か所得税減税どころか市民一人一人に下付金支給まであり赤字国家=日本では考へられぬこと。毎年、下付金ある澳門羨ましがつてゐたが賭博下火で澳門も今後は無理なはず溜飲下がる。晩にコロッケ揚げて飰す。玉ねぎは刻んで生のまま。これがサクサク。疲れて早寝すると「普通なら未明に目覚め永平寺」が日の出までぐっすり。どうにか疲れとれたはずが晩には復たぐったりの日々。
▼村山・小泉談話は「妥当」が74%(朝日新聞世論調査)。戦後日本の平和に憲法が大いに役にたつたが41%である程度も含めると93%である。ならば敢へて、それを廃品にすべきか。
▼日経の「アジア投資銀の衝撃」といふ連載記事(こちら)。完全に中国の攻勢。日本にも余裕もつてのオファーに日本対応しきれず。

米国の顔色ばかりを気にして「組織運営が不透明」「融資審査の基準がわからない」などと、参加できない理由を積み上げているようにしか見えなかった。

と中国側のコメントにせよ日経に書かれる為体。この記事翌日(14日)に訂正入り、記事中、中尾武彦アジア開発銀行総裁の発言でAIIB初代総裁と目される金立群に「来日は歓迎する」とあつたのは「ADBとAIIBの協力について意見交換するためにマニラにも来てください」の誤りださうな。アジア投資銀といへば断腸の思ひで参加表明した台湾、中国側が「中華台北」ではなく「中国台北」名乗ること求め台湾側は「尊厳、平等の原則が守られなければ参加しない」と表明。創設メンバーはあくまで中国と形式的には対等な「国レベル」で各国との協議経て台湾を地域として参加認める見通し。台湾の悲哀。