富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

HK Dollarsaver

fookpaktsuen2015-04-15

農暦二月廿七日。快晴。気温は摂氏29度まで上がる、と天気予報。だが湿度が今日も40%ほどで風は肌寒いくらゐで心地よい。どーでもいゝことだが何日分か日記溜まり遅れてゐるかと思ふと一気に三日分くらゐまとめて上網。今日がさう。すると、よくも三日分の日記が纏めて書けますね、と知己に驚かれるのだが遉がに三日分も書くほど記憶力も気力もないわけで、たんに日記綴るのをサボってゐるのではなく小まめに書いたり覚へ書きしたりしてゐても新聞読み了つてなかつたり何かについて考へが纏まらぬまゝで、あれ、これっていつのネタ?なんて整理してみると三日分くらゐの日記になつてゐる、といふこと。逆にいふとネタがさうして書き込みの中で輻輳してゐるから数日して特定の日の記憶、記録が何もないぽっかりと空白の1日が生じることもなくネットに上げ始めてからでも、もう16年も一日もかゝさず日記綴つてゐられる。こゝ半年くらゐかしら、香港島や九龍の市街地でも星をいくつか見上げること多し。新界は別だがネオン眩しい香港で星はなか/\見られず而も空港の移転で夜間のネオン照明規制大幅緩和されて以来やたら明るく星は更に見えづらくなつてもおかしくない。それが星が見える。宵の明星で金星は昔もよく見えたが暗くなるとダメ。それが最近は土星だの双子座の星だの獅子座だの眺めることがよくある。大気汚染がひどくないのかしら。今晩も暗くなりイースタンハイヱイを車窓からいくつか星を眺め「もしかして」と思つてiPhoneのアプリで星座盤探すと(星座盤なんて小学3年のとき信州の黒姫山に夏のキャンプに行くとき母に買ひ与へられて以来だが)ちゃんとアプリあり。しかも自分の現在地でちゃんと天空の緯度まで調整して時間に合はせ見せてくれる。さすがに方角までは(天空見上げると3D機能が必要なので)無理。車を降りて夜空眺めながら暫し気分は足穂。
▼香港で40年に渡り英語で生活情報提供のHK Dollarsaver誌は一度住所登録すれば無料で毎週(最近は隔週)家具はどこで買う、マンションの修理は、日曜大工は、植木は……と主にガイジン相手に「いかにもガイジンが植民地暮らしで困りさうな」生活情報を広告の形で提供でまとめた冊子郵送してくれ昔はけっこう、この雑誌にしかない情報多く重宝。だがネットの時代になり情報は増え増えカタログ郵送といふ手段も古く、広告記事少しずつ減り何十頁あつた冊子が今では薄くなり、いつまで続くのか、と気にしてゐたら今回、創刊40周年を機会に印刷して郵送からメールに形式に、と。10年以上遅い話だが今更メールでも古式床しく思へるから。それにしても、よくぞ頑張つたもの。
▼星加坡の李光耀閣下遺言で自宅取り壊し主張の由。この人らしい合理主義。明るい北朝鮮といはれる国で神格化、象徴化されるより用地の再開発を、と。市街の一等地にあるOxley Rdの住宅地で1945年から居住。自宅売却し「再開発すれば周辺の地価も上昇する」と本人。この発想がとても好きにはなれないが正直驚いたのは質素倹約好む人だが邸宅の、このたび写真公開された居間のまぁなんて簡素なこと。まるで1950年代の内装で、何より目につくことは並んでゐる椅子がちぐはぐ。しかも食卓の周りには安っぽいビジネスチェア。これでいゝのだ、で何十年も使ひ続けた人が星加坡の偉大なる元勲で最高権力者だと思ふと敬服の至り。
自民党NHKテレビ朝日の関係者呼び聴取。前者はクローズアップ現代での「やらせ」、後者は報道ステーションでの元経済産業省官僚による政府揶揄。外務省は海外メディアが日本政府に批判的記事書いた場合に抗議、指導まで。フランクフルターアルゲマイネの東京特派員が書いた晋三の歴史観批判の記事にフランクフルトで日本の総領事がこの本社訪れ抗議文手渡し「この記事が中国の反日プロパガンダに使われる」と主張したといふ(昨日の東京新聞こち特)。具体的にどこが不満なのかは伝へず「金が絡んでいる」だの「中国ビザを取るために中国に好ましい記事を書いていたのでは」と解釈まで披露。ワシントンポストによればが外務省が海外メディアの特派員に対して晋三に近い識者から見解聞くやう誘導し批判的な識者は「信用できない」と触れ回り、具体的に中野晃一先生(政治学上智)は知己の特派員から外務省職員が「中野は信用できない」と言つた、と聞いたといふ。外務省の報道官は報道や表現の自由は尊重してゐるとしつゝアルゲマイネ誌への外交官による抗議で「ビザや金の話はなかったと認識している」と否定(これ「話はなかった」ときっぱり否定せぬところ)。こんな政権与党と政府では中共のこと嗤つてはゐられない。