富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

Once Upon a Time in America

fookpaktsuen2015-04-01

農暦二月十三日。四月馬鹿。日経のこの日の四月一日付けの会社人事記事には毎年目眩する。朝日で漱石は「三四郎」に続き「それから」の再連載開始。「三四郎」は中学生以来何度目か結局またも読了できず。「それから」の代助は読了こそしたが代助のこの世界の何が小説として楽しいのかさっぱりわからない。やはり漱石が苦手。香港映画祭。今日は三本。湾仔のアートセンターで“Songs from the North” Yoo Soon-mi監督(2014年)は朝鮮系米国人の若い監督のドキュメンタリーだが古い映像の借用など的を得てをらず習作の如し。尖東の香港科学館で杜海濱監督の『少年*小趙』はこれもドキュメンタリー。小趙といふ、かなり個性的なポスト90の視覚芸術専攻の大学生が主人公。街頭での釣魚反日抗議、辺境の少数民族村でのボランティア教師としての愛国教育……見てゐて若者の汚れなき愛党愛国精神に食傷気味だが実家のある古い集落が再開発で取り壊される現場を懸命に映像に残そうとする姿、現実へのかなりの嫌疑……それが何故に体制批判、反党にならないのか、が不思議だが酔った独り語り等まぁ見事な滑舌で個性的な青年であることだけ、は確か。こんな若者が現代中共で生きることにかなりのジレンマあり。15分で香港文化中心に滑り込みSergio Leone監督の“Once Upon a Time in America”間に合ふ。この映画ももう30年前の作品だとは。本来この作品原案では三部作で、それを上下二作としたが編集で269分の作品で一先ず完成したものゝ映画会社の愚策で139分にずた/\にされ再編集で229分の尺のものが公開され今回のは監督の遺族やカルティエ財団の協力で冒頭のモリコーネの音楽含む40分ものシーンをば加へたresotred版でデジタル化された259分もの……とは言ひつゝ当時、日本ではカットされず、のオリジナル版上映され何度もそれを見たアタシは幸甚。それにしても何度見ても傑作。今回はモーの飲食店のトイレから禁酒法時代の隠れ酒場、高級売春宿そしてベイリー商務長官の監視カメラまで「覗き窓」がこの映画のパースペクティブであることじっっくりと観る。主人公ヌードルス役のロバート=デ=ニーロもデボラ役のエリザベス=マクガヴァンも素敵なのだが、やはり少年少女時代の美しさでデボラの少女役のジェニファー=コネリー、そして孤児の悲しげな笑顔でスコット=ティラーが輝き過ぎてゐる。この映画を見て上映後に拍手する多くの観客が1984年の上映時には未だ生まれてゐない若者たち。
自衛隊を「我が軍」と宣ったことで「こうした答弁によって大切な予算委の時間が使われるなら、そういう言葉は私は使いません」と晋三。晋三よ(右翼的には)貴様は我が軍を愚弄するのか。予算委の時間を費やしてでも自衛隊は紛れもなく我が国の軍隊であると説明責任があるだろう。或いは原発汚染水流出で追求して「こうした答弁によって大切な予算委の時間が使われるなら汚染水はコントロールされてますと私は言いません」と晋三に言わせるべき。