富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

香港空港騒動 飯(まゝ)炊きの場

fookpaktsuen2015-03-10

農暦正月二十日。昨日、蘋果商店が「蘋果手錶」発表に合わせiOS8.2も発表。早速下戴。この腕時計有してもをらぬのにiPhoneとこれをば連動させるアプリ受胎。消去不可。蘋果商店商魂凄まじ。地図や株価、ゲーセン等「不要」フォルダに放り込む。午前中新界に所用あり昼に四書五経H氏、五戸K氏と大圍の楓林小館に飰す。老給仕の慇懃ぶりに敬服。大圍の話となり食後に舊大圍村ご案内。
山東省からシンガポールに出稼ぎの民工が里帰り中、香港の空港で乗り継ぎで居眠り、フライト逃し航空券買い直し。懐に数十元しかなく空港内で食事もできず手荷物から炊飯器と米取り出しで空港内で炊飯の椿事(蘋果日報)。
蘋果日報で最後まで文字縦組みであつた副刊の随筆連載欄も遂に全面横組みに。日本の新聞の縦組み旧態依然で読みづらいと香港では思はれるが漢文は縦書きこそ美しのに。
▼読売新聞(8日)の皇室ダイアリー No.290「皇太子さま」は「平和への思い受け継ぐ決意」と題。

皇太子さまは先月23日、誕生日を迎え、天皇陛下が即位された年齢と同じ55歳になられた。記者会見で、改めて自身の活動に対する姿勢を問われ「過去の天皇が歩んだ道と、天皇は国民統合の象徴であるとの憲法の規定に思いを致すよう心掛けている」と答えられた。また、陛下が象徴としての在り方を求め続ける姿、戦没者の慰霊に尽くされる姿に触れ「学び、努力したい」と述べられた。陛下は1989年1月9日、即位後朝見の儀で「憲法順守」を掲げ「世界平和」を願われた。さらに同年8月の会見で、天皇の在り方は、「昭和天皇に接した時に感じたことが大きな指針」と明かされた。25歳の若さで即位した昭和天皇は、軍部の暴走を止めることができなかった。だが、終戦翌年の1946年11月3日、新憲法の公布を迎えると〈憲法を正しく運用し、自由と平和を建設する〉と勅語で宣言。焦土からの復興に心を砕いた。「我が国は、戦争の惨禍を経て、憲法を基礎として築き上げられ、平和と繁栄を享受している」。会見で、戦後の日本の歩みをそう総括された皇太子さま。戦後70年目の節目の今年、語られた言葉からは、祖父と父が育んできた平和への思いを受け継ぐという決意が伝わってきた。

と維新革新派、改憲暴走の読売新聞とは思へぬ護憲リベラルに驚くばかり。書き手は編集委員の沖村豪君。